求人から応募は来るけど、連絡がつかなかったり、面接をドタキャンされる...
求人サイトを利用して、募集を行っている企業でよく聞くお悩みの1つですね。
応募獲得という第一関門は突破したものの、結局採用自体がうまくいっていない...
今回はこのようなお悩みにお答えしていきます。
どの企業も、採用活動を行うときにゴールに設定するのは応募数ではなく採用数だと思います。
採用数を向上させようと思うと、目指す方向性は2つしかありません。
- 採用率はそのまま、応募数を増やす。
- 応募数はそのまま、採用率を上げる。
1と2で考えた時に、基本的に簡単なのは2です。
※職種によっては1の場合もあります
今回は、この2の視点に絞って下記のポイントで解説していきます。
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採用率の相場
まず本題に入る前に、そもそも採用率って一般的にどれくらいなのか?から解説していきたいと思います。
業種、職種で差はあるという前提ではありますが、一般的には下記のように言われています。
WEB求人での採用率
- 一般企業 5~10%前後
- 人材紹介、人材派遣会社 2~5%前後
こんなにも低いのか...
まずは、自分の会社が、現状相場と比べてどうなのかを考えてみてください。
その上で、「やっぱり相場よりも低い」「悪くないけど、もっと高めていきたい!」と感じた方は、これから上げるポイントを一度見直してみることをオススメします。
面接率を高める3つの施策
採用活動は紐解くと、下記のようなのフェーズに細分化できます。
- 応募 → 面接設定
- 面接設定 → 面接実施
- 面接実施 → 内定
- 内定 → 入社
実際、面接で採用が出ず、採用率が下がっている企業よりも、このそれぞれのフェーズで求職者の離脱が起こり、採用率を下げている企業が多いのが現状です。
今回は、この中の1と2、【応募 ~ 面接実施】に焦点を当て、解説していきます。
1.求職者への連絡はスピード勝負
第1のポイントは【スピード】です。
16時ごろに来た応募、連絡が翌日になったりしていませんか?
会社によっては人事専属の人員を雇わず、採用関係を兼任で任されている場合も多いと思います。
他の業務で忙しいからといって、求職者への連絡が後回しになっていないでしょうか。
基本的に、求職者は複数の企業へ同時で応募をしていることが多いです。
しかも、自社と競合と言えるような似た企業へいくつも応募します。
そうした時に競合に勝つには、求職者にとって、いかに自社の優先順位を上げさせるかがキーになります。
圧倒的な給与や待遇などで差別化ができれば苦労しないですよね。
似たり寄ったりの条件の中で競り勝つには、まずはレスポンスの速さです。
求職者の「この会社いいな」の熱が冷めないうちに、即連絡を心がけましょう。
目安は3時間以内です。
2.連絡手段は電話
1つ目のポイントと関連していますが、求職者へのコンタクトは電話で行いましょう。
メールではスルーされることが多々あります。
一度、思い返してみてください。
いつも届くメールマガジンや、昔登録した転職サイトのスカウトメール。
届いても全く見なかった人も多いんじゃないでしょうか。
求職者へのコンタクトは、営業と同じです。
メールより電話、電話より対面です。
求職者へのコンタクトで対面は難しいので、少なくとも電話でコンタクトを取りましょう。
電話でのコンタクトは下記のようなメリットもあります。
3.テンプレートな連絡をしない
最後のポイントです。
応募者全員に、全く同じ文面を送っていませんか?
100%NGとは言いませんが、1つだけ注意してほしいポイントがあります。
それは、一目でテンプレートだとわかる文章になってないかです。
応募サンクスメールや、書類送付をお願いするメールなど、サクッと済ませられるようテンプレート化されていたり、求人サイトによっては初期設定のままになっているんじゃないでしょうか。
実際、効率的ですし、便利な機能なので上手く取り入れている企業が多いと思います。
ただ、だからこそ差別化できるポイントでもあります。
普段事務的なメールに見慣れている求職者からすれば、新鮮な印象を受けたり、「興味を持ってくれているんだ」と感じると思います。
先ほども伝えた、求職者にとって、いかに自社の優先順位を上げさせるかにも繋がってきますね。
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まとめ
以上、応募→面接率を向上させる3つの施策でした。
採用課題を抱える人事の方や採用担当の方の手助けになればと思います。
僕が企業の採用コンサルをするとき、まず伝えることがあります。
それは『企業と求職者は対等』ということです。
「入ってあげる」というスタンスの求職者は、なかなか転職がうまくいかないことが多いです。
一方で、「入れてあげる」というスタンスの企業の採用活動も、うまくいかないことが多いです。
企業側も、採用するための努力として、予算をかけるだけでなく、時間や手間をかけるという側面も見直してみるといいかもしれません。
また、企業の採用課題解決に向けた記事を他にも投稿していますので、この記事を読んでくださっている方にオススメのものをいくつか載せておくので、よかったら覗いてみてくださいね。
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