「転職したいけどもうすぐボーナスだし、それまで退職するのを待とうかな...」
「ボーナスをもらう前に退職するなんてもったいない!」
「退職したとして、転職しやすい時期っていつなんだろう?」
転職を検討してる人の中には、こんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?
「今の会社で働き続けるのは難しいから早く転職したい。」
「だけどせっかく転職するなら有利なタイミング、転職しやすい時期に転職活動したい!」
このように考えるのは自然なことですよね。
僕自身、転職を一度経験しているのですが、そのときには「今って転職の市場的にどうなんだろう...?」というのは気になりましたし、実際に色々と調べました。(コロナ禍ということもありました)
この記事では、そのような疑問や悩みを抱えている人に向けて、『転職に有利な時期、不利な時期はあるのか?』『おすすめな転職時期』について話していきたいと思います。
良かったら最後まで読んでいって下さいね。
この記事の内容
- 給与とボーナスの違い
- ボーナス前に転職するのはもったいない?
- 転職に有利な時期&不利な時期
- 1年間で求人が多い時期っていつ?
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給与とボーナスの違い
まずは、給与とボーナスの違いを理解しておくことが大切です。
給与は退職のタイミングにかかわらず、働いた分だけが支給されます。
これは、給与が労働基準法で原則として必ず支払わなければならないものとして定められているからです。
しかし、ボーナスは給与とは違い「必ず支払わなければならない」とは決まっていません。
したがって、退社後にボーナスが支給されるかについては各会社独自に就業規則などで支給に関する要件が定められています。
ここからは、給与とボーナスそれぞれの基本的な考え方を解説します。
給与とは?
給与は、全額を通貨で毎月1回以上一定の期日を定めて直接労働者に支払わなければならないと労働基準法で定められています。(労働基準法第24条)
つまり必ず会社が支払わなければならない対価であるということです。
ボーナスとは?
ボーナスとは給与以外で会社が従業員に支払う「特別手当」「期末手当」の事を指します。
ボーナスも賃金に含まれますが、支給が義務づけられているものではありません。入社当初交わした労働契約、就業規則、労使協定などで賞与に関する規定として「ボーナスを支払う」と記載があれば、会社はボーナスを支給する義務があります。
上記を含め、ボーナスに対する既述をご自身の会社の契約書で確認をすることが大切です。
もし退社を検討しているのであれば、退社後にボーナスが支給されるかを事前に確認しておきましょう。
ボーナスを貰う前に退職するのはもったいない?
結論、ボーナスを貰う前の退職はもったいないです。
基本的にボーナスは前期の成果や頑張りを評価して会社から支給されるものなので、よっぽど早急に退職したい理由がなければボーナスの支給後に退職の旨を伝えましょう。
ポイントは、『ボーナスを受け取った後に退職の意思を伝えること』です。
たとえ退職予定日がボーナス支給後だったとしても、ボーナスを支給される前に退職の意思は伝えない方が良いでしょう。
少数の事例ではありますが、ボーナス支給前に退職の意思を伝えるとボーナスがなくなる会社もありますし、考えられるリスクを踏まえると、ボーナスをきちんといただいた後に退職の旨を伝える方が安全です。
具体的には、ボーナスが支給された翌月以降に退職の意思を伝えると良いでしょう。
ちなみに...
労働基準法に従うと、退職は意思を伝えてから14日経過で可能です。
就業規則などで『退職の際は30日前までに申し出ること。』などの記載があったとしても、民法が優先されるため14日での退職が有効となります。
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転職に有利な時期&不利な時期は?
ここからが今日の本題ですね。
転職において有利な時期や不利な時期はあるのでしょうか。
また、おすすめの時期などもあれば知りたいですよね。
結論、「〇月が良い!」「〇月は悪い!」というような傾向はありません。
ただし、そういった季節的な有利不利はありませんが、社内での状況や立ち位置によって転職を待った方が良いタイミングはあります。
ここからは転職を待った方が良いタイミングから話していこうと思います。
転職を待った方がいいタイミング
- 役職や部下が変わりたてのとき
- 優れた部下・上司と出会ったとき
- 期末が近いとき
1.役職や部署が変わりたてのとき
部署異動や昇進を機に退職や転職を考える人って多いですよね。
部署異動であれば、部署の人間関係や業務内容が合わないケース。
昇進であれば、肩書きや業務の幅に箔がついたからキャリアアップを狙って。というケースが一般的だと思います。
ですが、新しい環境に変わりたてのタイミングでの転職は待った方が良いでしょう。
昇進・異動を問わず、新たなポジションになってから間もない期間で転職活動を行うのはリスクがあります。
昇進だったとしても昇進早々に転職活動してしまっては、未だそのポジションでの実績もないので評価は得づらいでしょう。
逆に『責任がある立場が嫌で退職した』と悪い印象に捉えられる可能性もあります。
異動であれば、コミュニケーション力や協調性を疑問視される可能性もあります。
また、働きながら転職活動をするのは普通の転職活動よりも圧倒的に大変です。
本業も環境が変わりたてで忙しい中、どちらも完璧にやりきるのは難しいでしょう。
なので、環境が変わって短くても半年~1年程度は一旦本業に集中することをおすすめします。
2.優れた部下・上司と出会ったとき
より良い転職を叶えるための大切な要素として『自分の市場価値を高めること』が挙げられます。
自分自身がレベルアップすることで、より良い企業へ転職できるという考え方ですが、これはまさにその通りです。
そして、社会人になって自分自身をレベルアップさせてくれるのは、日々の業務であり、周りの環境でもあります。
その中でも、優れた上司や部下の存在というのは欠かせません。
優れた上司や部下、同僚は自分自身をレベルアップさせるのに一番なくてはならない存在です。
転職活動を始める前に自分に足りないものを吸収し、スキルや市場価値をレベルアップさせてから転職活動に臨むことをおすすめします。
3.期末が近いとき
期が変わるときというのは、人事や評価制度、会社の方向性などが変わることが多いタイミングでもあります。
転職を考える理由の多くは、現職への不満や不安があるときですよね。
ですが、期が変わるタイミングでその不満や不安が解消される可能性があります。
特に人間関係や評価制度、部署などにネガティブな要素を感じ転職を考えているなら、期末は転職せず会社の方向性に変化がないことを確認してから転職活動を行うことをオススメします。
1年間で求人数が多い時期はある?
『転職の時期に有利・不利はないと言われても、できるだけ求人市場が活発な時期に転職したい。』
きっとこう考える人も多いですよね。
なのでここからは、新規求人が増える時期はあるのか?について話してきたいと思います。
結論、中途採用の求人が多いのは10月、1月。
反対に少ないのは5月、12月と言われています。(参照元)
10月に求人数が多くなる理由は、前述した『期の切り替わり』が影響していると考えられます。
一般的に3月決算の企業が多いため、それらの企業が半期を終え、下期に切り替わるタイミングで求人数が増える傾向があるようですね。
同様に1月が多くなる理由も、新たな年のスタートを機に採用計画などを一新する企業が多いようです。
また、12月にボーナスをもらえる企業が多いので、12末に退職が増えることも関係あるかもしれません。
反対に、5月が求人数が少ない理由は、新卒の育成などで社内が中途採用を受け入れる時間と工数が取れないことが考えられます。
12月の理由については、年末で業務量が増えるという点と、採用活動が年末年始を挟んでしまうという点などが挙げられますね。
ただし...
1年間での求人数の差というのは、それほど大きなものではありません。
「早く転職したいけど今は求人が少ないみたいだからもう数ヶ月待とう...」といった必要はありません。
基本的には、前述したように自分の置かれている状況が問題なければ、求人数は気にせず転職活動を行うことをおすすめします。
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まとめ
以上、【ボーナス前に退職はもったいない?】転職におすすめの時期はいつ?でした。
転職のタイミングや時期に『有利不利』は基本的にありません。
どちらかというと、『今は待った方がいい』というステイのタイミングがあるくらいですね。
基本的には、ボーナスを受け取る前に退職するのはもったいないと言えます。
退職までの期間、会社に貢献したことは紛れもない事実ですから、堂々とボーナスが支給されてから退職するようにしましょう。
とは言いつつも、僕は基本的には思い立ったら即行動で構わないと思っています。
中長期的に転職の時期を見極められる人であれば、市場や状況を鑑みて転職活動に臨めばいいと思いますが、転職を検討する人の多くは『今すぐ転職・退職したい』と考えているからです。
「転職したいけど...」と考えながらなかなか行動を起こせない人も多いと思いますが、大切なのはまず行動すること。
求人サイトに登録して求人を見てみるだけでもいいですし、履歴書や職務経歴書を作成して自分のスキルを棚卸ししてみるのもいいでしょう。
転職エージェントに無料で相談してみるのも良いですね。(最近はオンラインで面談もできるところが増えてきています◎)
なお、このブログでは転職活動や仕事についての記事を他にもたくさん投稿しています。
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