「今までと全く異なる異業種に転職したい!」
「だけど全く知識も経験もない異業種への転職って本当に上手くいくのかな...」
異業種への転職を考えている方の多くがこのような不安を抱えています。
異業種への転職というのは、これまで積み上げてきたキャリアとは全く異なるキャリアを1から作り上げることになるため、同業界への転職よりもリスクが大きいとされています。
ただ一方で、今の仕事内容に満足できていなかったり、業界自体が合っていないと感じる場合には、ガラッと環境を変えることができるため、同業界への転職よりも環境を好転させられる可能性も高いでしょう。
ただ、『自分が異業種に転職して成功するのかどうか分からない』というのが不安なポイントですよね。
そこで今回の記事では異業種に転職して成功する人・失敗する人の特徴について話したいと思います。
今回話す内容は以下の通りです。
この記事の内容
- 異業種に転職する人の割合
- 異業種に転職して成功する人の特徴
- 異業種に転職して失敗する人の特徴
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異業種に転職する人の割合
そもそも転職をする人の中で異業種に転職する人はどれくらいいるのでしょうか。
結論、リクルートエージェントが発表している統計で転職者のうち51.4%が異業種に転職しているというデータがあります。
異業種転職の割合は年々高まっている傾向があります。
現在は約50%と転職者の半分程度が異業種転職となっていますが、職種や業界自体も増えている現代、これからも異業種転職割合は高まっていくと考えられるでしょう。
また、『異業種への転職が多い職種』『異業種からの転職が多い業種』も公開されており、それぞれ下記の通りとなっています。
医療・医薬・化粧品のように専門スキルや資格を要する職種に従事する人は、専門スキルや資格を活かせる同業界への転職が多いようですね。
職種 | 割合 |
---|---|
営業・販売・カスタマーサクセス | 62.1% |
SE・ITエンジニア | 61.9% |
エンジニア(設計・生産技術・品質管理) | 58.3% |
金融専門職 | 57.1% |
建築・土木・設備 | 54.5% |
その他(講師・調理師・介護など) | 52.2% |
管理・事務 | 51.2% |
※医療・医薬・化粧品 | 25.6% |
職種 | 割合 |
---|---|
インフラ・官公庁・その他 | 62.1% |
医療・福祉業界 | 61.9% |
機械・電気業界 | 58.3% |
小売・卸売・サービス業界 | 57.1% |
異業種に転職して成功する人の特徴
ここからが今日の本題です!
まずは異業種に転職して成功する人の特徴から話していこうと思います。
異業種への転職を検討している方は、これから挙げる特徴に自分が当てはまっているかを参考にしてみてくださいね。
異業種に転職して成功する人の特徴
- 学習意欲が高い
- 謙虚な姿勢を忘れない
- 前職までの経験が活きている
1.学習意欲が高い
『異業種への転職=知識や経験0からの挑戦』です。
勿論、企業もそれを承知で試用期間として研修や学習期間を設けてくれますが、自主的に業界や商材の知識を取り入れようと勉強する姿勢が大切です。
そもそも企業は中途採用人材に対して即戦力であることを求めています。
異業種からの転職の場合、入社して即活躍するのは難しいかもしれませんが、1日でも早く会社や業界に慣れて貢献することで「採用して良かった」と価値を感じてもらうことができるでしょう。
この『入社してから一人前になるまでの期間』が長いほど会社からの評価は低くなってしまいますし、反対に短ければ『仕事ができる人材』として高く評価されます。
異業種転職で大切なのは、少しでも早く一人前になって価値を発揮することです。
それが最終的に社内での立ち位置や環境、待遇などに繋がるため、スタートダッシュとなる入社したてのタイミングでは特に自己学習や大切になってきます。
自己学習の他に、先輩や上司とのコミュニケーションも大切です。
実際に現場を経験している先輩や上司からの言葉は自己学習よりも実践的であり、実務において活かせるものでしょう。
自分から積極的に教えを乞う姿勢を持ち、自主的にコミュニケーションをとることを心がけましょう。
2.謙虚な姿勢を忘れない
転職すると、前職での立場や実績は一切関係ありません。
前職でどれだけ凄い結果を残していても、どれだけ高い役職だったとしても、転職先の会社では新人になります。
意外と多いのが、『前職の実績や役職が抜けきらず転職先でも後輩(部下)の立ち回りが上手くできない人』です。
何かを教えてもらう際の態度や、業務中の表情、返事、相槌など、細かな部分を一つ一つ意識するのは難しいことですが、今一度新卒1年目などの緊張感を持って仕事に取り組んでいたときの気持ちを思い出してみましょう。
3.前職までの経験が活きている
『異業種への転職=知識や経験0からの挑戦』ですが、これまで培ったスキルや経験の中から何か活かせるものがあるはずです。
それを見つけることが上手い人、そして転職先の業務で活かすことができる人が異業種転職をしても活躍できる人と言えるでしょう。
具体的な例として僕の実体験を話させてください。
僕はアパレル販売員からコンサルティング営業という異業種へ転職したのですが、コンサルの知識もなければ営業の経験もありませんでした。
そこで活かせると感じたのが『販売員として培ったコミュニケーション力』です。
これまではお客様に対して『商品を販売する』という目的で使っていたセールストークでしたが、それを企業に対して『サービスを提案する』という目的に切り替え、伝え方も企業向けに修正すると、営業成績はみるみる伸びていきました。
これはあくまで一例ですが、このように自分のこれまで培ったスキルの中から活かせるスキルを見つけアップデートすることで、経験のない業界、職種でも成果を挙げやすくなるでしょう。
異業種に転職して失敗する人の特徴
転職は、必ず現状が好転するものではありません。
異業種に転職し失敗する人もいます。
ここからは異業種に転職して失敗する人の特徴について話していきたいと思います。
異業種への転職を考えている人は、これから挙げる特徴に自分が当てはまっていないか注意してみてくださいね。
異業種に転職して失敗する人の特徴
- 業界/職種の実態を把握していない
- これまでの経験を活かせていない
- 未経験であることに甘えて努力を怠っている
1.業界/職種の実態を把握していない
業界/職種の良い側面だけを見て「〇〇がしたい!」と志望する人が案外沢山います。
当然ですがこれはNGです。
どんな仕事にも魅力と同じくらい大変な一面があります。
まずはそれを理解しましょう。
異業種に転職する際は、自分がその業界に飛び込んだ後、どんな世界が待っているかを想像することが大切です。
「自分が目指している〇〇業界にはどんな大変さがあるんだろう」「想定できる大変さ、業務を自分で乗り越えられるのか」これらは最低限考える必要があります。
Googleで検索するのももちろん有効ですが、会社の口コミを調べたり、業界経験者が発信しているブログやSNSを調べると、より精度の高い情報が手に入るでしょう。
これらの情報をあらかじめ把握し、業界/職種のメリット・デメリットを把握したうえで転職活動を進めるようにしましょう。
2.これまでの経験を活かせていない
前章で話しましたが、未経験だとしてもこれまでの経験から活かせるスキルを見つけることが異業種転職で成功するためには大切なポイントです。
反対に何一つ活かせる経験やスキルがないとすると、活躍できるまでに時間を要してしまい、『仕事ができない人』認定されやすくなってしまいます。
異業種からの転職=業界/職種未経験とは言え、これまでの社会人経験から得てきたスキルで活かせるものが何かあるはずです。
それをまずは見つけましょう。
転職前の業界/職種を調べる段階である程度「このスキルが活かせるんじゃないか」と仮説を立てることが大切です。
その仮説を面接で話し、実際に乖離がないかを検証しておくことで入社後のミスマッチを減らすことにも繋がります。
3.未経験であることに甘えて努力を怠っている
『未経験者歓迎』『ポテンシャル採用』のような中途採用を行っている企業は、入社後一定期間の育成を前提にしています。
ですが、少しでも早く成果を挙げてくれる人材に成長することを望まれていることは変わりません。
また、異業種からの転職の場合、入社初期段階で意欲や学習姿勢を見せないと早い段階で『仕事ができない人』と判断されてしまう可能性もあります。
その理由は『転職活動時の熱量とのギャップ』です。
異業種への転職の際、「なぜこの業界に入りたいのか」「なぜ今までの仕事と異なる仕事にチャレンジしたいのか」を熱意を込めて話してきたにも関わらず、入社後その意欲が見えないと企業も『思ってたのと違うな...』と感じてしまいますよね。
自分自身がいち早く成長するため、そして会社にとって必要とされ高評価を得るためにも、特に入社したての期間は自己学習や勉強を積極的に行うようにしましょう。
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まとめ
以上、【異業種転職のリアル】実際に異業種に転職して成功する人と失敗する人の特徴でした。
僕も一度異業種転職を経験していますが、僕は不安よりも未知の業界に飛び込むワクワク感の方が大きかったことを覚えています。
ですが、一般的には未知の世界に不安を覚える人の方が多いでしょう。
この記事が少しでもそんな方の参考になれば嬉しいですね◎
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