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【レディースアパレル歴7年が語る】アパレル店員の正社員ってどうなの?オススメ?

2023年6月22日

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ファッションが好きだからアパレルで働きたい!

ただ正社員って実際どうなんだろう...

服が好き

ファッションが好き

人と話すことが好き

そんな理由から「アパレルで働きたい」と考える人も多いんじゃないでしょうか。

だけどアパレルで働くって不安な点も多いですよね。

「アパレルしたいならバイトで充分」

「お給料安いって聞くし...」

「アパレルはキツそう...」

今回はアパレル業界で約7年働いた経験をもとに、『アパレルで正社員で働くってどうなの?』という疑問に答えていきます。

自己紹介

アジ

  • 1996年生まれ 愛知県在住
  • アパレル店員→採用コンサルタントへ転職
  • 2022年7月 採用コンサルタントとして独立
  • 転職希望者の相談実績:100名以上
  • 企業の採用サポート実績:30社以上

僕は18~25歳までの約7年間、レディースアパレルで販売員をしていました。

小さなショッピングモールや大型の商業ビル、百貨店など様々な店舗を経験し、最終的に店舗マネジメントの経験もあります。

その経験をもとに、この記事では下記のポイントについて解説していきます。

この記事で分かること

  • アパレルの仕事内容
  • 正社員の主な退職理由
  • 正社員で働く魅力
  • 正社員はオススメできるのか

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アパレル店員の仕事内容

まずはじめに、アパレル店員の仕事内容から話していきます。

正社員とアルバイト共通の仕事内容がこちらです。

  • 接客業務
  • 商品出し&店頭整理
  • レジ打ち

※店舗によって異なります

アパレル店員と聞いて、まず最初にイメージする業務だと思います。

基本的にアルバイトは、店頭での販売業務か、ストックでの商品補充などを任されることが多いですね。

次に、正社員になるとプラスで任される業務がこちらです

  • 売り上げ分析
  • 店頭のレイアウト
  • 本社とのやりとり
  • スタッフのマネジメント

※店舗によって異なります

基本的に、販売以外の業務が一気に増えます。

「先週はシャツの売り上げが〇%だったけど、今週は〇%で...」

「前年は今週からニットが売れ始めてるから、そろそろ前の方に出そうかな...」

「本社の〇〇さんが視察に来るからそれまでにあの書類を終わらせないと...」

のような、アルバイトよりも感覚的<論理的な働き方が求められるようになります。

年数が経つと、部下のマネジメントも任されることも増えるので、責任感も大きくなっていきますね。

僕の経験上、接客が好きで働いている人はこのあたりから接客以外の業務が多くなり、やりたいことができなくて退職するケースも多いと感じます。

正社員の主な退職理由

アパレル業界は入れ替わりの激しい業界です。

一般企業であれば、5年~10年働いて中堅社員かも知れませんが、アパレル業界はそうではありません。

会社によっては2~3年ほどで店長になる人も多く、5年も在籍すれば中堅~ベテランとされる業界です。

そんな入れ替わりの激しい業界で、なぜみんな退職していくのか。

その理由をランキング形式で発表します。

3位 結婚・妊娠をきっかけに退職

女性販売員の多くは、結婚や妊娠をきっかけに退職していきます。

アパレル店員は店舗の営業時間上、帰宅が22時を越えることはざらにありますし、土日休みもほとんどありません。

そんな不規則な生活サイクルでは結婚生活や、妊娠中の生活を考えると、アパレル店員を続けるのは難しいのかもしれません。

ただそんな中でも本当に接客が好きな人は、正社員は辞めたものの、派遣社員やパートでアパレル業界に戻ってくる人も多いですね。

そして実は男性店員でも結婚をきっかけに退職する人は多いんです。

実際に僕も、一家の大黒柱として生活を送っていくために、収入的にも生活サイクル的にも安定した仕事へ転職していく男性店員を沢山見てきました。

2位 接客業に疲れて退職

アパレル店員を始めて数年以内に退職する人は、この理由であることが多いです。

最初は人と話すことが好きで始めたはずの仕事が、毎日接客をしているうちに新鮮さがなくなったり、予算を追うことに疲れてくるのです。

特に、入社して最初の数年は、まず店頭で販売実績を作ることから始まります。

自分は販売に集中している中、色んな業務をしている先輩が羨ましく見えたりもします。

いわばこの『下積み時代』を楽しめるかどうかが、アパレル店員を続けられるかのポイントになってきますね。

また、接客に疲れて事務職などに転職したものの、やっぱり人と話すことが好きで接客業に帰ってくる人も多いです。

やっぱり人の喜ぶ顔を間近で見られる接客業には魅力も沢山あるということですね。

1位 金銭的な理由での退職

圧倒的に1番多い退職理由は金銭的な理由です。

実際に僕が退職を決断した1番の理由もこれでした。

皆さんのイメージ通り、アパレル店員の給料は安いです。

年齢層が若いというのもありますが、一般的な販売員の平均月収は22~25万円程だと思います。

※店長や手当がつけばもう少し上がると思いますが...

ほとんどの場合、ここから更に店頭で着る洋服代が天引きされます。

これも定価より割安ではありますが、基本的には定価の50%前後はかかるので結構なダメージになります。

金銭的に余裕を得るには、少なくとも店長クラスになる必要がありますが、最短でも数年は覚悟が必要です。

また、店長への昇格は自身の能力だけでは決まりません。

店舗数が決まっている以上、タイミングも運のようなものです。

それも相まって、金銭的な理由から退職する人が後を絶たないのが現状です。

正社員の魅力

ここまでの内容で「なんで7年も正社員だったんだよ...」と思った人もいるかもしれませんね。

実はネガティブな点ばかりじゃなくて、魅力も沢山あったから続けられたんです。

そんな『正社員の魅力』についても解説していきます。

アパレル正社員の魅力

  • 自分の店舗(コーナー)を持てる
  • スタッフマネジメントができる
  • 色んな業務を経験できる

自分の店舗(コーナー)を持てる

店長にならないと店頭のレイアウトはできないと思われがちですが、そうではありません。

一社員でも店舗の一部区画のレイアウトを任されることがあります。

テイストや商品の制約はありますが、自分の着せたいもの、売りたいものを選んでコーナーを作り、それが売れた時の感動は何にも代えがたいものです。

自分の好きなブランドで、自分の世界観も盛り込んだレイアウトが作れたら楽しいですよね。

僕の場合は、最初は雑貨棚からスタートし、ラックやボディも任せていただけるようになるまでには数年かかりましたね。。。

スタッフマネジメントができる

僕は2年目のときに、新卒のマネジメントを任せてもらいました。

一般企業と比べると早い段階で後輩を持つことができ、僕にとっても勉強になりました。

社員以外にも、店舗にはアルバイト、パート、派遣社員、学生など様々なスタッフが在籍しているので、多人数のマネジメントができるだけでなく、色んなタイプの人と関わることができるのもポイントですね。

僕の店舗は比較的に大型の店舗だったので、5年目(23歳)の頃には10人程度のマネジメントを経験させていただきました。

色んな業務を経験できる

僕は、入社して1年はほとんど接客ばかりを任されていました。

しかし2年目からは後輩育成をはじめ、レイアウトや数字の分析など様々な業務に触れさせてもらえるようになりました。

アパレル業界は、営業やエンジニアのような専門職と比べると様々な業務を行います。

接客だけでなく、分析や検証、マネジメントなど幅広いスキルを早い段階で身に着けられるのは、キャリア形成的にも、仕事のやりがい的にもとてもありがたい経験だったと思っています。

まとめ:アパレル店員の正社員はオススメなのか

最終的に、アパレル店員として正社員として働くのはオススメなのか僕なりの結論をお伝えしておこうと思います。

『ファッションや接客が好きかつ、数字分析やマネジメントなどマルチタスクに抵抗ない人にはオススメ』です。

ファッションが好き、接客が好きだけでは続けていくのは難しい、というのが僕の正直な意見です。

それに加え、論理的な業務もある程度楽しみながらこなせる人が僕の在籍していた会社では長く第一線で活躍していました。

一番確実なのは、アルバイトなどで販売の現場を経験しつつ、社員の働き方を間近で見ておくことですね。

この記事でアパレル業界についての疑問や悩みが解消できれば嬉しいです。

また、アパレル業界へ転職をお考えの方で、転職をサポートしてほしい人はこちらがオススメです。

ファッション・コスメ業界への転職ならiDA!

また、このサイトではこの記事以外にも転職活動の成功をサポートする記事を掲載しています。

これから転職活動を始める方にオススメの記事をいくつか載せておくので、よかったら覗いてみて下さいね。

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