若い社員が喜ぶ福利厚生ってなんだろう...
福利厚生は従業員の満足度や、転職志望度に直結する大事な要素です。
最近では、ベンチャー企業やスタートアップ企業を中心にユニークな福利厚生も増えてきましたよね。
ですが、一方で経営陣が「こんな福利厚生があれば嬉しいだろう!」と導入したものが、従業員にとっては「これじゃないんだよな...」と感じられていることもしばしば...
では、実際に従業員が求めている福利厚生、あって嬉しい福利厚生は何なのでしょうか?
今回は若手(20代~30代前半)従業員にターゲットを絞って5つ紹介してきます。
僕は今まで30社以上の企業の採用活動に関わってきました。
その経験を活かして、今回は王道なものから少しマニアックなものまで幅広く紹介してきます。
低コストで導入できるものも多いので、よかったら参考にしてみてくださいね。
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住宅手当・家賃補助
実際、断トツで1番人気の福利厚生は『住宅手当・家賃補助』です。
住宅手当は従業員にとっては実質給与と同じような感覚なので、もし手当が3万円あれば、それは給与が3万円増えたのと変わりません。
でも正直、企業側からすると
「住宅手当がいいのは分かってるんだよ...」というのが本音ですよね。
そこで、今回はそんな企業にもオススメな施策を1つお伝えします。
それは、『交通費or住宅補助どちらか支給にする』です。
こうすると、5km圏内の人は住宅補助、それ以外の人は交通費となり、1人当たりへのコストは最大で2万円になります。(上限を2万円にした場合)
一見すると、普通に交通費を支給するのと変わらないように感じますが、1つ大きな違いがあります。
それは、求人サイトなどで募集をかけるとき、『住宅手当有』等の文言を記載できることです。
転職希望者にとっても住宅補助や家賃手当は大きな魅力なので、仕事を探すときに「住宅補助」などで検索フィルターをかける人もいます。
そういった人に対しても求人の露出が見込めるため、採用活動面での効果も期待できます。
また、既存の従業員に対しても
もし5km圏内に住んでいる人であれば、今まで数千円だった交通費が数万円の住宅手当になるのでプラスに感じられるでしょう。
食事・ランチ補助
2つ目のポイントは『食事・ランチ補助』です。
「月に1度〇円以内のランチ代を支給します。」
こんな形が定番だと思いますが、実は食事・ランチ補助の福利厚生は様々な種類があります。
実際、決まった回数や金額のランチ代を支給する方法も人気の福利厚生ではあるのですが、今回はもう1つのオススメを紹介します。
それは、置き型社食のサブスクサービスです。
有名なサービスだとオフィスおかんなどがありますね。
オフィスおかんはジャンル問わずお惣菜全般を届けてくれるサービスですが、最近では各ジャンルに特化したサービスも増えてきています。
野菜や健康食に特化したサービスや、お菓子に特化したサービスなど、職場のニーズに合わせて選べるもの魅力の1つですね。
導入の金額も数万円と少額からスタートでき、ベンチャー企業、スタートアップ企業でも導入しやすいのもポイントです。
振替休日制度
3つ目のポイントは『振替休日制度』です。
一見そこまで魅力的な要素に感じづらいかもしれませんが、実は従業員、求職者にとってはとても魅力的に映っていることが多いポイントなんです。
基本的に土日祝日がお休みの企業では、平日に休もうと思うと有給を使うしかありません。
ですが、休日を返上することで平日に公休を取れるのが振替休日制度になります。
この制度が人気の理由は主に2つです。
1つは、子どもや家庭を持っている人が働きやすくなることです。
急な子どもの体調不良や行事ごと、イベントにも対応しやすくなるのは魅力的なポイントですよね。
仕事と家庭の両立のしやすさを働く上で重要視する人は、男女問わずここ数年でとても増えてきています。(ワークライフバランスというやつですね)
働きやすさの向上は、離職率の低下や従業員満足に直結するので、職種的に導入が可能な場合は検討してみても良いのではないでしょうか?
2つは、平日休みの友人と予定を組みやすくなることです。
このメリットを感じるのは主に若い層だと思いますが、仲のいい友人やパートナーが平日休みのケースなどでとても重宝される制度になります。
特に20代を中心とした若年層の求職者は、「転職活動時からワークライフバランスを重視した働き方ができるか」に重きを置いている人がとても多いです。
このような、『家庭のために仕事を頑張りたい人』や『これから成長していく若手』といった、どんな企業でも採用したい人物像に当てはまる人が、魅力的に感じる制度こそが振替休日制度です。
リファラル採用
4つ目はリファラル採用です。
リファラル採用とは..
紹介や推薦によって行う採用活動のこと。
自分の知人や友人に声をかけて自社に引き入れる形の採用手法。
そこから入社が決まった際には、紹介者に相場10~20万円程の手当を支給することが多い。
従業員にとって嬉しい制度や福利厚生は基本的に2種類で、それは『休みが増えるもの』か『収入が増えるもの』です。
その中でも喜ばれるのはやはり『収入が増えるもの』なので、住宅補助が常に人気な福利厚生として挙げられています。
ですが、企業側もいきなり住宅補助などを出すのは難しいのが現状ですよね。
そんなときに便利なのがリファラル採用です。
企業側は人材の採用というコストのかかる部分を削減でき、従業員は臨時ボーナスで金銭的にメリットを感じられる。
『収入を増やす』という従業員満足度を高めつつ、採用活動の活性化にも繋がる施策なので双方にメリットの多い制度となっています。
ただ、支払う報酬の金額や形式については綿密に設定する必要があるので、導入時の制度設計は慎重に行うようにしましょう。
施設割引
最後に紹介するのは施設割引です。
これもある程度一般的になってきた福利厚生ですよね。
よくあるものだと、エステやテーマパーク、提携している旅行施設などが割安で使用できるなどがあります。
提携している場所も増えてきており、様々なサービスが安く利用できるなんて魅力的な内容ですよね。
しかし実際は、この制度こそ「実際使うことないよな...」と従業員が感じやすい福利厚生なんです。
ですが今回伝える2つのポイントを抑えれば、従業員にとって魅力的な福利厚生に早変わりします。
1つ目は、日常的に使えるサービスにすることです。
有名商業施設やリゾートなどは一見華やかに感じますが、冷静に考えると利用する機会は多くありませんし、旅行に行くときに「うちの福利厚生であそこが安く泊まれるから...」と考える人は多くありません。
そうして結果的に一応あるものの使わない福利厚生という扱いになっているケースがほとんどです。
なので非日常感は薄れますが、エステやジム、映画館など日常的に利用するものの方が従業員の利用率も上がり、リアルに価値を感じられる福利厚生になるでしょう。
2つ目は、企業側から積極的に利用を促すことです。
これは日本人の性質ですが、「誰かが利用しているサービスじゃないと使いづらい...」という心理的ハードルがあります。
「あんな福利厚生あるんだ。でも誰も使ってないから私もやめておこう...」という心理から始まり、最終的に「あんな福利厚生もあったね」となってしまっているケースが多々あります。
特に役職を持たない末端の従業員は、誰も使っていないサービスを使うことに引け目を感じやすいので、上層部が積極的に活用している姿を見せたり、使用を促してあげることが重用です。
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まとめ
以上、若手従業員に人気の福利厚生5選でした。
「どんな福利厚生を導入すべきなのか」は企業もとっても悩むところですよね。
せっかく導入するなら従業員に喜んでもらえるものにしたいと思う反面、予算内で納めないといけなかったり...
だけど金額や予算とも相談しないといけないし...
今回の記事が、少しでもそんなお悩みを持つ企業の人の参考になれば嬉しいですね。
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