転職で年収を上げるにはどうしたらいいんだろう?
「転職するなら年収アップを目指したい!」
「だけどどうすればいいのか分からない...」
そんな方に向けて、この記事では転職で年収アップを叶えるための3つの方法をお話ししようと思います。
今転職を考えていて年収を上げたいと感じている人は、ぜひこの記事を参考に年収アップを叶えてくださいね。
僕は普段、転職希望者の相談を受けることもあれば、企業の人事や代表と中途採用について話すこともよくあります。
そんな中で、実際に転職し年収アップした人も沢山見てきました。(中には200万円アップした人もいました!)
また、企業がどんな人材を求めていて、高く評価するのかというのもよく話す内容です。
それらの経験を踏まえた実践的な内容になっているので、よかったら最後まで読んで下さいね。
この記事の内容
- 転職で年収が上がる人の割合
- 年収アップの相場
- 年収を上げるためのポイント
- 年収アップ重視の転職の注意点
\ 転職のプロに無料相談はこちらから! /
~ オンライン面談実施中 ~
転職で年収がアップする人の割合
転職で年収が上がる人ってどれくらいいるんだろう?
そもそも、転職で年収がアップするケースは約40%というデータがあります。(参考:bizMaster)
なので、約3人に1人年収がアップしているということになりますね。
また、この数字は転職者全体を対象としているので、年収を重視していない人も含まれている数字です。
転職軸でワークライフバランスや、働きやすさを重視したり、異業種への転職などは年収が現職以下になりやすい傾向があります。
そのため、「絶対に年収を上げたい!」と考えて転職した人に絞れば半数以上は年収が上がっているはずです。(希望条件などとの折り合い次第ですが...)
また、転職で年収アップを叶えるためには現在のスキルや職歴、現職の給与なども絡んできます。
「自分は今、転職軸として年収を最優先するべきなのか」といった冷静な判断も大切ですね。
転職で年収アップするケースの相場は?
転職でどれくらい年収って上がるんだろう?
転職による年収アップは、現年収の105~110%が一般的とされています。
中には100万円以上の大幅な年収アップを叶える人もいますが、その場合は『現年収が相場よりも低い』『急成長中の企業への転職』などのケースが多いですね。
次に下記2点のポイントについてみていきましょう。
ポイント
- 転職で年収が上がりやすい年齢
- 転職で年収の増加率が大きい年齢
転職で年収が上がりやすい年齢
転職による年収アップの割合は20代半ば~30代前半が最も高く、年齢を重ねるにつれて下がっていきます。
若い年代の年収が上がりやすい理由は主に下記が挙げられるでしょう。
ポイント
- 年齢的な若さが武器になる
- 社会人経験があり、基礎的なビジネスマナーが身についている
- 若いゆえにのびしろが大きい
- 将来、幹部候補になる
企業も『長期的な目線で活躍できるかどうか』をみており、年齢が若い人材を確保することで長く働いてくれて、且つ将来の幹部候補生というメリットがあるので、年収を上げてでも確保したいという思惑があります。
そのため若い年齢での転職は年収が上がりやすい傾向になります。
転職で年収の増加率が大きい年齢
一方で、年収アップした際の金額については、年齢の高さに比例して上がっていきます。
年齢の高さに比例して増加率が上がる理由は主に下記になります。
ポイント
- 即戦力として採用できるので、会社の増益に直結しやすい
- 役職クラスとして採用されることが多い
年齢が高いということは経験や知識を持っているということに直結します。
そのため、企業側からすると『この人を採用することで会社の利益や人材の育成がしやすくなる』というメリットがあります。
そのためある程度の年齢で転職をすると年収が大幅に上がる可能性があります。
まとめると、若年層は年収自体は上げやすいが大幅なアップは見込みにくく、年齢を重ねると年収を上げることはやや難しくなるが大幅な年収アップが狙いやすいということになりますね。
年収を上げるためのポイント
転職で年収アップするためにはどうすればいいの?
さて、ここからが本題です。
最優先の転職軸が年収や給与じゃなかったとしても、転職で年収が上がれば嬉しいですよね。
僕自身も一度転職をしているのですが、アパレル販売員から営業コンサルタント職への転職だったため、約100万円年収が上がったという経験があります。
この自分自身の経験や、現在様々な方の転職サポートをする中で、転職で年収アップを叶えるためのポイントがいくつか見えてきました。
今回はそのポイントを3つに絞ってお話したいと思います。
ポイント
- 長所や経験を活かせる業種に転職する
- 適切なタイミングで交渉を持ちかける
- 給与だけでなく福利厚生もチェックする
1.長所や経験を活かせる業種に転職する
未経験の転職、異業種への転職で年収を上げることは基本的に難しいことです。
キャリアチェンジの転職では、即戦力としての活躍が見込めないため年収は現職の70~80%程度まで下がるケースもあります。
年収を上げやすい選択肢としては、今までやってきたことの延長線上の業種に転職することです。
より条件の良い同業他社なども同様ですね。
例えば、現職が販売員なら販売マネージャー職、人事をしているなら人材系のコンサルティングファームなど、完全未経験ではなく業界や職種に知見のある分野へ転職することで、転職難易度も下がりますし、即戦力採用として比較的高い年収帯に転職できる可能性が高まります。
一方で僕のように、給与の低い業界から高い業界へ転職すると異業種への転職でも年収アップできることはありますが、『内定難易度が高い』『若年層じゃないと未経験枠で応募ができない』など相応の転職ハードルがあります。
ここではなるべく確実に年収を上げるためのポイントを話していきますが、勿論ハイクラスな異業種へのチャレンジを止めるわけではありません。
例えばこちらの記事では、未経験からコンサルティング業界への転職を成功させるための方法や未経験からでも稼げる職種について話しているので、もし興味がある人は覗いてみて下さいね。
【関連記事】
【未経験でも可能?】コンサル業界への転職を成功させる方法とは?
【異業種へのチャレンジ!】学歴不要&未経験でも稼げる職種5選【高卒でもOK】
2.適切なタイミングで交渉を持ちかける
確実に年収を上げたいなら、適切なタイミングで『交渉』を持ちかけましょう。
僕がオススメするタイミングは、最終面接です。
年収の交渉は、企業側に「この人を採用したい!」と思われている状態じゃないと効果がありません。
そのため、まだ企業側もあなたのことを深く理解していない状態の一次面接などで交渉するのは止めておきましょう。
企業側から面接時に給与についてのヒアリングがあればそこで話してOKですが、自分から交渉を持ちかけるのは最終面接など、企業も一定レベル以上「採用したい」と感じている段階で提案するべきです。
また、交渉の仕方にも工夫が必要です。
単純に「年収〇〇万円以上を希望します!」ではなく、『何故その金額を提示するのか』もセットで話すようにしましょう。
また、人事からの印象という面で、「〇〇円以上」ではなく「〇〇円」と言い切る方がおすすめです。
また希望年収を伝える際は下記項目にも注意しましょう。
ポイント
- 自分の経験を考慮したうえで妥当な金額を提示する
- 求人票に年収例が記載されている場合は、その範囲内の金額を提示する
- 交渉時に希望年収とともに最低希望年収も伝える
自分の経験を考慮したうえで妥当な金額を提示する
自分の価値に見合っていない金額を提示していては、「客観的に自分を判断する能力に欠けている」と判断されかねません。
現職の経験や今自分が持っている資格等を加味して根拠のある数字を提示することが大切です。
求人票に年収例が記載されている場合は、その範囲内の金額を提示する
求人票に記載されている年収以上を提示することはやめましょう。
記載されている金額以上を提示すると「今回の募集内容にマッチしていない」と判断されかねないほか、「募集要項をきちんと読んでいないのではないか」と悪印象を与えかねません。
交渉時に希望年収とともに最低希望年収も伝える
年収アップを目的として転職するのであれば、交渉時に希望年収とともに最低希望年収も伝えるのがおすすめです。
内定を得たとしても、転職前よりも給与が下がっては後悔や不満を生む原因になりかねません。
3.給与だけでなく福利厚生もチェックする
年収を上げる=給与欄を見てしまいがちですよね。
ですが、企業によっては様々な福利厚生や制度で、給与以上に豊かな生活が送れる場合もあります。
有名なものだと住宅手当などがありますが、例えば月に3万円の住宅手当があれば、実際月給が3万円増えているのと変わりません。
住宅手当は有名なものなので見落とす人はいないかもしれませんが、このように給与以外にも様々な福利厚生で金銭的メリットを得られるものがあります。
例
- インセンティブ制度
- リファラル採用
- ランチ手当
- 住宅手当
- 施設利用サービス など
インセンティブ制度や福利厚生が豊富な企業の場合、1つ注意すべきポイントがあります。
それは、それらの制度がきちんと利用されているかを確認するということです。
様々な制度を導入している企業の中には、増えすぎた制度に社内が追い付かず、「実際は利用できていない...」といったケースもあります。
「入社したら実際に制度が活用できるのか?」「現在活用している人がいるのか?」などは事前にヒアリングしておきましょう。
これらの内容は1次面接の段階からヒアリングしても問題はないですが、露骨に制度目当ての応募と判断されないよう、他の質問などに混ぜながらさりげなくヒアリングするようにしましょう。
年収アップ重視の転職の注意点
ここまで年収をアップさせるための要点をお伝えしてきました。
最後に年収を重視した転職の注意点をお話いたします。
例
- 年収アップは一次的ではないか
- 年収以外の条件がミスマッチしていないか
1.年収アップは一時的ではないか
「転職時に提示された年収が高いからといって入社を決めたは良いが、その後年収がなかなか上がらなかった」また、「年収が下がってしまった」ということがあります。
その理由は、採用する企業側は年収を提示する際に現在の年収に期待分を込めるケースがあるからです。
そのため、稀ではありますが、企業の期待通りの結果を残せない場合、将来的に年収が下がることがあります。
最終的には自分自身がどこまで結果を残せたかによって変動するので、転職して年収が上がったからといって気を抜かないようにしましょう。
2.年収以外の条件がミスマッチしていないか
年収を重視して転職を決めた後、その他の条件が自分に合わないこともあります。
「一緒に働く同僚と合わない」「残業時間が多すぎて年収が上がったが、プライベートな時間が作れない」など年収以外の部分で不満が出ないようにしましょう。
年収以外にも転職する理由がある場合、その理由も合わせて転職を検討するほうが良いでしょう。
お金のみにこだわらないことも大切です。
以上のことを注意しながら転職活動を行うようにしましょう。
\ 退職がどうしても言い出しづらいなら... /
~ 一律24,800円で依頼可能 ~
まとめ
年収アップのためのポイントが分かりました!
以上、転職で年収アップを叶えるための3つの方法でした。
実際のところ、転職で年収を上げることだけに特化すれば、それ自体はそう難しいことではありません。
ですが、年収だけを追いすぎると仕事内容や環境などが合わず、結局長く続けられず退職...といったケースも沢山あります。
転職軸で年収を最優先に置くこと自体は問題ありませんが、その他の条件をないがしろにせず、全体のバランスを見て判断することが大切ですね。
このサイトでは、この記事以外にも転職活動の成功をサポートする記事を掲載しています。
これから転職活動を始める方におすすめの記事をいくつか載せておくので、よかったら覗いてみて下さいね。
【関連記事】
【利用者急増中】退職代行を利用したことがある人の割合は?退職代行のメリットや流れを紹介します!
【適性検査って意味あるの?】ボロボロでも受かった人の特徴も一挙解説!
なお、転職活動や仕事探しでお悩みの方は『当サイトの問い合わせフォーム』でも受け付けているので、お気軽にご相談下さいね◎