「エンジニアが採用できない」
「客先常駐だと応募が全然来ない」
「エンジニアの採用コストが高くなっている」
この記事を読んでいる人の中には、こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
確かにITエンジニア職の採用は年々難易度が上がっている職業の1つです。
では、なぜITエンジニアは採用が難しいのでしょうか?
また、どうすれば上手く採用を進められるのでしょうか?
今回の記事で解説していきたいと思います。
僕は現在採用コンサルタントとして、企業の採用支援や転職希望者の相談を受けたりする仕事をしています。
その中でITエンジニア職やSES企業の採用をサポートさせていただく機会もありましたが、確かに大変でした。
ですが、採用が不可能なわけではありません。
採用が難しいと言われる理由を理解し、それに対して適切なアプローチができれば採用コストを抑えることは可能です。
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ITエンジニアの採用単価
ITエンジニア職(経験者)の採用単価は平均113万円とされています。(参考はこちら)
こちらの記事で営業職の採用単価について話しているのですが、営業職の採用単価(50~100万円)と比較してもやや割高ですね。
士業など専門的な職業は除いて、一般的な職種の中ではトップクラスに採用単価の高い職種と言ってもいいでしょう。
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【もっと採用コストを抑えたい...】営業職の採用単価って相場はいくら?
こんな風なお悩みを持つ採用担当の人も多い ...
一方で未経験者の採用については希望者も多いため採用することは難しくなく、採用単価の平均は41万円程です。
ただ、この記事を読んでいる方は恐らく経験者の即戦力採用をしたいと考えているのではないでしょうか?
ここからは経験者採用がなぜ難しいのかについて話していきますね。
ITエンジニアの採用が難しい理由
ITエンジニアの採用が難しい理由は、大きく分けると3つです。
ここから順番に話していきますね。
1.専門職のためそもそも人数が少ない
iTエンジニアやシステムエンジニアは、比較的よく耳にする職種ですが、営業職や事務職とは違い『専門的な知見を持った技術者』です。
一般人には理解できない知識や能力を活かして働くという点では、大工や弁護士、医師などのような職業と変わりません。
勿論、国家資格が必要なわけではないので士業などと比べると人数は多いのですが、営業職や事務職と同じような認識でいると、そもそもズレが生じているかもしれません。
実際、日本国内のITエンジニア人口は約132万人。(参照)
日本の労働人口の約2%となっています。
その中から、案件に合ったスキルや言語を習得した人を決まったエリアで探そうと思うと、該当するエンジニアの割合は更に少なくなるでしょう。
ちなみに営業職の労働人口は約880万人なので、ITエンジニアの採用難易度の高さが伺えますよね。
2.競合他社が多い
ITエンジニアはIT化が盛んな今、様々な業界から引っ張りだこな職種です。
SES企業や自社開発など多種多様な働き方もあり、エンジニア集団を束ねる企業も膨大な数あります。
そういった背景から、特にSES企業では『他社との差別化ができない』という理由で魅力的な魅せ方ができず、埋もれてしまい採用が上手くいかないケースが多々あります。
「魅力的な魅せ方ができているか」「他社と比べたときに埋もれていないか」は、転職サイトなどで競合のエリアや職種で絞ってみたときに『どう感じるか』を求職者目線に立って確認してみましょう。
3.自由な働き方を選びやすい
スキルの高いITエンジニアは様々な働き方が可能です。
いち正社員としてだけでなく、フリーランスとして独立や完全在宅への転職など...
自分の理想を叶えられる働き方を選択できるようになります。
そんな中から、毎日出社したり、客先常駐する形態を選択する人はあまり多くはないでしょう。
正社員ならではの安心感はありますが、それだけではなかなか優秀なエンジニアは応募してくれません。
『エンジニアファースト』という言葉を聞くことも増えましたが、いかにエンジニアが働きやすい、理想の環境を提供できるかという点も重要なポイントですね。
ITエンジニアを採用するためのポイント
ここからが本題です。
「採用するのが難しいのは分かったけど...」
「じゃあどうすれば採用が上手くいくんだろう...」
そんな悩みを解決するべく、『ITエンジニアを採用するために重要なポイント』を3つ紹介します。
1.ITエンジニア向けの媒体を選べているか
採用活動を行うとき、主な手法は求人サイトや人材紹介になると思います。
その際、求人サイトや紹介会社選びが適切かどうかを見直してみましょう。
リクナビやエン転職などの大手媒体は媒体としてのパワーがあるのでユーザー数は多いですが、こちらが求めている層のユーザーが多いとは限りません。
『ITエンジニア向け』を謳っている媒体や『ITエンジニア職・クリエイティブ職専門』を謳っている人材紹介会社などを選ぶことをオススメします。
総ユーザー数自体は大手媒体よりも少ないかもしれませんが、求めている人材と巡り合える確率は段違いに上がります。
2.他社との差別化ができているか
ITエンジニアを募集する企業やSES企業はここ数年で一気に増えています。
また、フリーランス、在宅など多様な働き方が浸透し始めていることもあり、一口にエンジニア求人と言っても色んな種類の求人が目に入るようになりました。
だからこそ今のIT業界の転職は、『売り手市場』というエンジニア側が企業を選ぶ構図になっています。
採用を好転させるには『エンジニアから選ばれる企業』になることが大切です。
突出した待遇で訴求するのが一番効果は出るのですが、実際そのような訴求は難しいですよね。
なので前述したようなポイントに気を付けながら求人票を作り込みつつ、丁寧に作り込むという点を意識すると良いでしょう。
明確に差別化できる点が浮かばなかったとしても、基本的な内容や文章が他の求人よりも丁寧であれば、求職者は好感を持ちますし、入社後のイメージも沸きやすくなりますよね。
3.エンジニアニーズの高い待遇を盛り込む
いきなり待遇を修正するのは難しかったとしても『どんな待遇・内容があるとエンジニアが興味を持つのか』を把握しておくことは大切です。
早急に導入できそうなものが後回しになっていたり、当てはまっているのに求人で訴求しきれていなかったり...
それってかなり勿体ない機会ロスですよね。
実際にエンジニア職の採用支援を行った際に効果のあった内容や、大手求人サイトのデータなどをもとに『エンジニアに喜ばれる待遇・内容』をまとめたのでよかったら参考にしてみて下さい。
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まとめ
以上、『ITエンジニアを採用するときのポイント』についてでした。
以前はどの企業も「求人媒体でいかに効果を出すか」というポイントで注力していましたが、最近では採用手法も多様化しており、SNSや紹介会社、リファラル採用など様々です。
ですが、僕はやはり現在でも即効性と効果を考えると『求人媒体での効果を最大化する』という手法がベストなのかなと思っています。
なので、今回の記事では求人媒体での効果を高めることがメインの内容になっています。
今回の記事が求人媒体での応募効果、採用効果を高めたいと考えている企業や人事の方の参考になれば嬉しいですね。
またこちらの記事では、indeedでの応募獲得や求人掲載での効果を高めるためのポイントをまとめた内容を書いているので覗いてみて下さい。
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