「デスクワークでノルマも無し」
「残業は少なく負担も少ない」
「営業要素がないからメンタル的にも安定」
このような理由から、主に女性人気の高い事務職。
企業や業界によっては専門的な知識やスキルが身に着けられ、キャリアアップが望めたり、将来的にも安定して働けることもあります。
そんな事務職ですが、いつしかOL(オフィスレディ)という言葉が生まれたように、女性の仕事の代名詞になっていますよね。
しかし、現在は男性でも「事務職にチャレンジしたい!」という人が増えています。
確かに未経験からでもチャレンジしやすく、営業職のようにハードワークでもない事務職は男性にとっても魅力的な仕事ですよね。
ですが、男性の事務職というのは、実は女性が事務職に就くよりも狭き門です。
この記事では、『男性が事務職に受かりにくい理由』と『男性が事務職への転職を目指す上で大切なポイント』について話していきたいと思います。
今回の記事で話す内容は以下の通りです。
よかったら最後まで読んでいってくださいね。
この記事の内容
- 男性事務職の割合
- 男性の事務職転職が難しい理由
- 男性の事務職転職で気をつけるべきポイント
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男性事務員の割合
事務という職業は、圧倒的に女性が多いのが現状です。
実際、一般事務の男性比は21%。
男性比率の最も高い貿易事務でも36%となっています。(参考元)
この数字からも分かるように基本的に女性が多い業界なのですが、決して男性の志望者割合が少ないというわけではありません。
実際にいくつかの企業で事務職の求人掲載をサポートしたときにも、男性からの応募が3割~半数を占めており、『少ない枠数を多くの男性志望者で取り合っている』もしくは『男性を採用する場合、女性よりも高い水準を求められてる』という側面から、男性事務員の少なさに繋がっていると感じました。
また、男性で事務職に就く人は中途採用であることが多く、「元々営業をしていたけど数字を追うのに疲れて...」「ITエンジニアをしていたけど残業が多くて...」といったように、ワークライフバランスを重視した働き方を求めて転職する人が多いという特徴があります。
事務職への主な転職理由
- 体力的に楽な仕事がしたい
- ノルマに追われない仕事がしたい
- ワークライフバランスを重視したい
- ExcelやWordなどを扱う仕事がしたい
- 事務作業が好き など
男性の事務職転職が難しい理由
少し前述しましたが、男性の事務職転職が難しいとされるのにはいくつかの理由があります。
ここからは、その理由を3つに絞ってお話していきます。
1.会社全体の男女比バランスを取りたいから
「男女平等」「女性にも働きやすい環境」などが重要視される現代では、女性の割合や産休・育休取得率などは、求職者や就活生をはじめとする対外的な側面でも重要視されるようになっています。
ですが、建築系や不動産系の業界など一部の業界では、まだまだ現場の作業スタッフや営業職が男性であることが多いのが現実です。
そういった企業が積極的に女性を採用するには事務職というポジションに当てはめるのがスムーズになるため、『事務職=女性が採用されやすい』という現状に繋がっています。
2.女性の方が適性があると思われている
2つ目は、『事務業務は女性の方が適性があると思われている』ということです。
実際のところ、僕自身は事務業務の適正は男女で違いはないと思っています。
ですが「女性の方がマルチタスクに向いている」「女性の方が物事を丁寧に進めてくれる」など、ネット上にもある情報から、事務業務は女性の方が向いていると考える経営者(人事責任者)は一定数います。
3.成長意欲や積極性を感じにくいから
事務職を志望する場合、「営業ノルマがない」「残業が少ない」「体力的に楽」などのワークライフバランスを重視したいという方向での理由であることが多いでしょう。
実際、事務職はワークライフバランスを重視して働きたい人にはピッタリの仕事です。
ですが、企業としては「緩く働きたい」という人を積極的に採用したいとは思わないでしょう。
特に男性で営業職などから事務職への転職を志望する場合、書類時点で採用担当者は「この人は楽な仕事に転職したいのかな?」という捉え方をしがちです。
男性の事務職転職で気をつけるポイント
ここまで男性の事務職転職は難しいという内容について話してきましたが、転職が不可能なわけではありません。
実際、僕が転職相談を受けた人の中にも未経験から事務職へ転職成功した男性もいます。
では、男性が事務職を目指す上で気をつけるべきポイントとは何なのでしょうか?
こちらも3つのポイントでお話しします。
1.専門的な知識・スキルが身に着けられる業界を選ぶ
一口に事務職と言っても、業界や職種で様々な種類の事務職があります。
代表的な事務職
- 一般事務
- 営業事務
- 経理事務
- 人事事務
- 医療事務
- 貿易事務 など
皆さんが事務職と言われて真っ先に想像できるものは、この中の一般事務にあたります。
そして、男性が狙うべき事務職としてはこの中だと『貿易事務』や『経理事務』などがオススメです。
なぜなら、日々の業務の中で専門的な知識やスキルを身に着けられるため、将来的に転職するとなった場合も経験を重宝されたり、社内でのキャリアアップなども比較的狙いやすいからです。
男性だからというわけではありませんが、「長期的に働けるか」「将来的に安定して働けるか」というのは大切な目線ですよね。
その点も踏まえて、企業選びや業界選びから精査することが大切でしょう。
2.成長意欲・向上心を見せる
『事務職=求職者に楽・働きやすいと思われている』というのは企業側も認識しています。
その上で企業は『緩く働きたい人より積極性や向上心を感じる人』を採用したいと考えています。
その点、男性が事務職を志望するというのは、現状どうしても企業側は「楽な仕事がしたいんだろうな」という先入観を抱いてしまいがちです。(特に営業職などハードワーク系の仕事から転職の場合は尚更...)
その懸念を感じられてしまうと、書類選考時点で落とされてしまうことも多いため、職務経歴書や履歴書作成の段階で、「何故事務職を選んだのか」「事務職を通してどんなスキルアップを目指すのか」など向上心を感じられる要素を盛り込むことが大切です。
3.転職エージェントを活用する
事務職へ転職したいなら、まずは自分のスキルや経験の中から事務職へ活かせるものが何なのか棚卸が必要です。
そしてその棚卸は自分だけでなく、第三者の客観的な意見も取り入れて行うと良いでしょう。
そんなときにオススメなのが転職エージェントです。
客観的な視点からのアドバイスだけでなく、様々な視点から転職活動のサポートを行ってくれるので、企業選びでの失敗や面接対策などの精度を高めることもできるでしょう。
転職エージェントが行ってくれるサポートの一例
- 希望条件のヒアリング
- 応募企業の選定
- 書類作成のサポート・添削
- 面接対策
- 企業とのやりとり など
\ 転職のプロに無料相談 /
まとめ
以上、『男性が事務職に転職するために大切なことについて』でした。
僕は事務職に就いた経験はありませんが、ExcelやWordなどは日ごろよく触りますし、僕自身好きな業務でもあります。
だからこそ事務職を目指したいという男性の気持ちも理解できます。
ちなみに、僕が実際に転職相談を受けた人で未経験から事務職への転職を成功させた人は、趣味の欄に『寿司打』とそのスコアを書いていました。笑
今思うとPCスキルをアピールしつつ面接官の印象にも残るという、事務職向けな趣味だったのかもしれないと思います。
そう思うと、やはり書類作成の段階でPCや事務職への適性に触れつつ、印象に残るアピールをすることが大切なのかなと感じますね。
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