アパレル企業の正社員って短大や専門学校卒の人が多いイメージありませんか?
僕自身、新卒で大手アパレル企業に勤めていたのですが、そのイメージは間違っていません。
新卒入社で考えると、専門学校、短大卒の割合が最も多く、次いで四大卒、少数ですが高卒で入社する人もいます。
そういう僕自身も高卒で新卒入社しました。
また、中途採用になると尚更学歴不問感が強くなり、学歴関係なく職歴やブランドイメージと合うか、社会人としてのマナーやモラルがあるか、などが重要視されます。
では、入社した後の待遇はどうでしょうか?
「高卒だとお給料が安いの?」
「高卒だと昇進や昇給が難しくなるの?」
このような疑問について、高卒で新卒入社した後、7年間販売員として勤めた僕が、実際の経験と同業他社の話も含めてお話ししたいと思います。
この記事で話す内容は以下の通りです。
よかったら最後まで読んでいってくださいね。
この記事の内容
- そもそも高卒入社は難しい?
- 高卒入社だと出世しにくい?
- 高卒入社のお給料や周りからの扱いは?
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そもそも高卒入社は難しい?
高卒でアパレル企業に入社すること自体はそれほど難しくありません。
ただし、いくつか考えなければいけないこともあります。
1.新卒では高卒採用を行っていない企業もある
アパレル業界で働きたいと思う第一の理由って「好きなブランドの〇〇で働きたい!」であることが多いですよね。
ですが、大手企業をはじめとする人気ブランドでは、高卒の新卒採用を行っていない場合もあります。
まず大切なのは、自分が働きたいと思っているブランド(企業)が高卒採用を行っているか確認すること。
その上で、もし行っていなかった場合でもまだ諦めないで下さい。
中途採用を行っているかを確認し、中途採用の条件で学歴の規定が設けられているかを確認しましょう。
もし学歴不問で中途採用を行っているなら、まだチャンスはあります。
なぜなら、一旦高卒採用を行っているアパレル企業や、アパレル販売に活かせるような接客・販売関係の職種で就業経験を積み、中途入社として憧れのブランドで働くという選択肢もあるからです。
まずは自分が働きたい企業(ブランド)がどんな採用基準を設けているかの確認から始めましょう。
2.専門の科やコースが望ましい
高卒でアパレル業界への就職を狙うなら、被服科や服飾科などの専門的な知識や技術を学んでおくと良いでしょう。
普通科などの一般的な学科からの就職が不可能なわけではありませんが、そもそもそういった高校には求人が来ないケースがほとんどです。
ある程度メジャーなアパレル企業へ就職を考えるなら、アパレルについて専門知識や技術が学べる高校、科を選ぶと良いでしょう。
高卒入社だと出世しにくい?
ここからが本題で、『入社してから』について話していきたいと思います。
まずは、高卒入社だと昇進や昇給が難しいのか?という疑問についてです。
結論から言うと、アパレル業界での昇進や昇給に学歴は関係ありません。
というのも、アパレル業界での評価は分かりやすく、売上などの数字で全てが判断されるからです。
販売員として優秀な成績を残せば、学歴や年次などは比較的関係なくドンドンとキャリアアップすることができます。
VMDや広報などの特殊なポジションも、新卒でいきなり入ることは難しいかもしれませんが、販売員として優秀な成績を収めて、店頭レイアウトや社内への発信などで適性を評価されれば学歴関係なく狙うことができるでしょう。
そういった面でもアパレル業界は、年功序列ではなく実力主義と言えるかもしれませんね。
高卒入社のお給料や周りからの扱いは?
高卒入社の場合、実際社内でどんな風な扱いを受けるのかや、お給料事情も気になりますよね。
まずは社内での扱いやポジションですが、そもそも店頭や社内で学歴などの話題になることがないため、なにも気にする必要はないでしょう。
ただしこれは僕の実体験でもあるのですが、年上の部下、後輩を持つというシチュエーションがよく発生します。
その際に、年長者に対するリスペクトを持ちつつも、業務においては自分の方が立場が上というバランスをうまくとらないといけません。
そういったときのコミュニケーションや、距離感の掴み方を少し難しいと感じる人もいるかもしれませんね。
また、お給料については正直かなり苦しいです...
あくまで僕の経験ベースになるので、他社だと少し異なるケースもあるかもしれませんが、業界全体で見るとこれから話す内容は多くのアパレル企業に通ずると思うので、参考にしていただければと思います。
僕が入社した企業は資本金100億円以上の大手企業だったのですが、高卒での新卒社員だと月の手取りは16~17万円程度でした。(交通費込み)
僕が働いていたブランドはレディースアパレルだったので僕は私服での勤務でしたが、女性の方だとここから店頭着用する洋服代が天引きされるので、手取り14~15万円程になっていたと思いますね。
僕は最終的に約7年勤め、店舗では副店長を任せていただいていたのですが、退職時のお給料は月の手取りで約20万円(交通費込み)でした。
副店長になって手当もついたので、手取りが20万円を超えるようになったのですが、他業種に就職した同年代の友人と比べると少なかったと思います。
アパレル業界で長く働き続けるには、『なにより業界やファッションが好き』という気持ちが必須です。
お金や楽さよりも、やりがいや好きなことを仕事にできている喜びを大切にしたいという人がアパレル業界で長く活躍していたと感じますね。
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~ 200ブランドから自由に選んでレンタルOK ~
まとめ
以上、『アパレル販売員は高卒で入社しても出世できる?』でした。
お給料が安いと言われているアパレル業界ですが、とはいえできる限り稼げた方が嬉しいですよね。
そのためには、販売員として実績を挙げ、積極的に昇進を目指していくことが大切です。
↓こちらの記事では、僕の経験談も交えながらアパレル業界についてまとめているのでよかったら覗いてみて下さい。
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