採用担当の教科書

【即戦力を採用するには経験よりも〇〇が大事】中途採用を失敗しないための人材の見極め方!

2024年2月13日

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「新卒採用をする余裕がないから中途で即戦力を採用したい」

「急な欠員を補充するために即戦力がほしい」

「ベンチャー・スタートアップだから二人三脚で頑張ってくれるスキルの高い人がほしい」

こんな企業って多いんじゃないでしょうか?

『未経験から育てる』『ポテンシャル採用』を謳っている企業も多いですが、ベストなのは即戦力を採用できることですよね。

とはいえそれが難しいからハードルを下げて採用活動を行っているのも事実...

今回の記事ではそんな即戦力採用で成果を出したい採用担当者(企業)に向けて、『即戦力採用を狙う上で大切なこと・コツ』について話していきたいと思います。

自己紹介

アジ

  • 1996年生まれ 愛知県在住
  • アパレル店員→採用コンサルタントへ転職
  • 今は採用コンサルタントとして独立
  • 転職の相談実績:100名以上
  • 企業の採用支援:30社以上

今回の記事で話す内容は以下の通りです。

良かったら最後まで読んでいって下さいね。

この記事の内容

  • そもそも『即戦力』とは
  • 即戦力採用のコツ

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そもそも『即戦力』とは

あなたの企業ではどんな人を『即戦力』と定義していますか?

多くの企業は、主に下記のような人を即戦力と考えているのではないでしょうか。

即戦力の定義

  1. 同業種、同職種の経験がある
  2. マネジメント経験がある
  3. 未経験でも頭の回転が速く吸収力がある

ハイクラスな即戦力となれば勿論1と2を兼ね備えた人材ですが、中小やベンチャー企業、スタートアップ企業が狙うべき『即戦力人材』はです。

業界や職種の経験がなくても、地頭が良く要点を掴むのが上手くあっという間に業務に馴染み成果を上げる人材。

このような人材を積極的に獲得することが成長段階の企業にとっては大切なポイントになります。

※ITエンジニアなど経験がないとどうしようもない職種も中にはありますが...

では、どんな地頭の良さや能力はどんなところから判断できるのでしょうか?

また、とは言ってもITエンジニアのようにどうしても経験者じゃないと採用できない職種の即戦力採用はどうすればよいのでしょうか?

ここからは『即戦力採用を成功させるコツ』について話していきたいと思います。

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即戦力人材を採用するコツ5選

即戦力人材を採用する、即戦力人材を見極めるにはどうすればよいのでしょうか?

ここからはそのポイントを5つ紹介していきます。

1.即席テストを与えてどのように解決するかをみる

採用フローの中に適性検査を導入している企業も最近は増えてきましたが、僕は適性検査で本質的な判断をすることは難しいと思っています。

それよりももっと分かりやすく『会社が求める人材か』を判断する方法があります。

それは、「このデータを〇〇な意図で△△な状態にしたいです。10分で最適化してください。」のような形で実戦形式の課題に取り組んでもらうというものです。

同業界・同職種の経験があればスムーズに解決できるでしょうし、もし未経験だったとしても要点を掴む力があれば「〇〇な意図ってことは...」と意図から逆算して本来の正解とは異なっていても自分なりに模索しながら進めるでしょう。

この『模索』に地頭の良さや要点を掴む力が表れます。

なのでそのテストに関しては成果物で判断するのではなく、どういった思考でその成果物が生まれたのか、どのような工程でその成果に至ったのかという過程が重要です。

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2.『これまでの経験をどう活かすか』をヒアリングする

これまで培ってきた経験をこれからの仕事にどのように活かすか』というのは、特に未経験者の採用においてかなり有効な質問です。

なぜならこの質問からは汲み取れることが沢山あるからです。

例えば、『自分のスキル・強みの棚卸ができているか』

自分の培ってきた経験などから長所を適切に把握できているかを見極められますね。

他にも『入社後の業務がイメージできているか』

そもそも業務内容や事業内容を把握しておかなければ、「経験をどう活かすか」をきちんと答えることはできません。

事前にきちんと企業や業界情報について予習しているか、業務内容を理解しているか、入社後のイメージを持てているか、なども測ることができます。

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3.突拍子もない質問をしてみる

僕が新卒で入社したアパレル企業の面接の際、『夏、出会って3回目のデートで水族館に行くならどんな服装で行く?』という質問を受けました。

かなり突拍子もない質問ですよね。

この質問について、後になって当時の面接官に意図を聞いてみたことがあります。

すると、「実際の現場では事前に考えたことを披露するタイミングってそんなになくて、機転を利かせてその場で対応しなきゃいけない場面の方が圧倒的に多い。その機転を見たかったのと、ああいう突拍子もない質問に対しての返答こそ素が見られるんだよ。」と言われました。

これは実際のところかなり当たっていて、どんな業種においても『機転が利く』『いざというときに適切な対応ができる』というのはかなり重要な能力です。

言い換えると『思考力が高い』とも言えますね。

思考力が高い人は、「〇〇ってことはここはこうすればいいのか...」と自分で仮説を立てて検証していくことができます。

この仮説検証が自分でできる人材は吸収力が高く、短期間で戦力として活躍してくれるようになることでしょう◎

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4.自社独自の魅力を棚卸する

ここまでは主に即戦力人材の見極め方という観点でしたね。

ここからは、『そういった人材から応募してもらうには』という企業の内側に向けた内容を話していきたいと思います。

まず何より大切なのは自社の魅力の棚卸です。

経験者をはじめとする即戦力人材は同業他社も喉から手が出るほど欲しいわけですから、競合他社との比較検討を乗り越えて入社してもらう必要がありますよね。

そのためには、競合他社にはない魅力で差別化することがマスト条件です。

真っ先に思い浮かぶのは『給与』だと思いますが、実際給与で差別化するのは難しいでしょう。

なのでそれ以外で探すことになるのですが、意外と差別化できるポイントは沢山あるんです。

差別化できるポイントの一例

  • 休日数
  • 残業時間
  • 採用基準
  • 福利厚生
  • 社風、風土
  • 会社の成り立ち
  • 代表の生い立ち
  • グローバルさ、多様性
  • 立地、オフィスの内装
  • 事業の専門性、将来性
  • スキルアップ、キャリアアップ など

これらの中から1つをピックアップするのではなく、2~3つを組み合わせて独自の強みにしていくのが良いでしょう。

また、経営者・管理者の目線と現場のメンバーの目線では、意見に乖離がある場合もあります。

必ず管理職側だけで完結させずに現場メンバー視点の意見を取り入れて強みを構築していくことが大切です。

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5.専門性の高いエージェント・求人サイトを使う

エージェント(人材紹介)や求人サイトにもそれぞれ特徴や得意分野があります。

例えばITエンジニアに強い求人サイトなら『Green(グリーン)』などが挙げられますね。

大手の『リクナビNEXT』や『en転職』『マイナビ転職』などは登録者の母数が圧倒的に多いので様々なジャンルの人材を募集できるのですが人材のクオリティは正直ピンキリで、ハイキャリア層もそこまで多くないため少数の即戦力を採用したいのであればあまりお勧めしません。

即戦力を採用したいのであれば、ある程度募集したい人物像が絞れているはずなので、そのターゲットに合った専門媒体や特化型エージェントを選ぶと良いでしょう。

こちらの記事でエージェント会社の選び方についてまとめているので、よかったら覗いてみて下さいね。

まとめ

以上、【即戦力を採用するには経験よりも〇〇が大事】中途採用を失敗しないための人材の見極め方!でした。

人材不足、採用活動の難化は多くの企業の悩みのタネ。

僕も色んな企業の採用支援を行ってきましたが、多くの企業が即戦力を求める中で「それって経験者じゃなくても〇〇な考え方ができて△△の経験がある人材なら当てはまるんじゃないですか?」というケースが多々ありました。

分かりやすく即戦力=経験者と一括りにしてしまうのは、はっきり言って企業の怠慢です。

即戦力の定義を見直し、社内の育成体制を整備した上でもう一度考え直すと、即戦力の定義は少し変わってくるのではないでしょうか?

※勿論どうしても経験者じゃないといけないケースもありますが...

そうして改めて採用したい即戦力像を思い浮かべてみると、以前よりも採用の難易度が下がっていたり、募集の手法が広がっていることが多いと思います。

『採用活動』というのは、もう企業側が上に立って求職者を選べる時代ではありません。

採用活動を好転させるには対等な意識を持って企業側も求職者に寄り添う姿勢が大切でしょう。

また、このサイトでは、この記事以外にも効率的に採用活動を進めるポイントや、採用課題解決のサポートになる記事を投稿しているので、よかったら覗いてみて下さいね。

この記事を読まれている方にオススメの記事をいくつか載せておきます。

なお、採用方針や採用コストでお悩みの方は『当サイトの問い合わせフォーム』や『インスタグラムのDM等』でも相談やコンサルティングのご依頼を受け付けているので、お気軽にご相談下さい。

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