「面接1回のみ!即内定可能!」「最短1週間で入社可能!」「即日内定(当日で内定)OK!」
こんな謳い文句の求人票、見たことありませんか?
そして今この記事を見て下さっている人の多くは「面接1回で即内定って怪しくない?」「即日(面接当日)で内定が決まるの?」と感じていることでしょう。
実は、正社員面接において当日中に内定を確定させる「即日内定」に関しては、ほとんど事例がありません。
つまり即日内定を謳っている採用募集は基本的にはあやしいとみています。(もちろん例外もありますが。)
ですので、この記事では、基本的に即内定(面接の回数が1回で内定がきまる)について情報を伝えていきます。
『転職面接1回の企業の狙いや実態』についてぜひ参考にしてください。
今回の記事で話す内容は以下の通りです。
良かったら最後まで読んでいって下さいね。
この記事の内容
- 面接1回の会社は避けた方がよいのか
- 面接1回の会社の狙いや特徴
- 即内定は辞退可能?
- 即内定を出す会社に入社する際のポイント
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『面接回数1回』で即内定の会社は避けた方がいい?
結論、面接回数だけで会社の信用度を測ることはできません。
というのも、面接回数を1回に設定している理由が企業によって様々だからです。
理由次第では避けた方がいいと言える場合もありますし、気にしなくて良い場合もあります。
この理由次第で避けるべき企業がどうかを判断することができるのですが、とはいえ企業がどんな理由で面接を1回にしているかなんてなかなか分かりませんよね。
ですが、求人票や企業HPなどの様々な点から理由を読み取ることは可能です。
この記事でお伝えする『企業が面接を1回にしている狙い』を把握し、応募を避けるべき会社なのかどうか判断するようにしてもらえれば、企業選びの精度はグンと上がることでしょう!
『面接回数1回』の会社の狙いや特徴
ここからは面接回数を1回にして即内定を出している企業の狙い(理由)について話していきます。
様々な理由が考えられますが、大きく分けると下記3つに絞られると思うのでよかったら参考にしてください。
狙いや意図の例
- どんな人でもとにかく大量に採用したい
- 内定までの期間を縮め、他社に流れるのを抑えたい
- 採用活動にかける工数を削減したい(手が回っていない)
上記についてそれぞれ解説します。
1.どんな人でもとにかく大量に採用したい
「どんな人でもいいんじゃないか?」
「大量に募集したいってことはすぐに人が辞めていく環境なんじゃないか」
『面接回数1回』『スピード採用』と聞いて不安に感じる人は、恐らくこの理由を想像するためではないでしょうか。
想像の通り、この理由で面接を1回にしている企業は一定数あります。
ここで見極めるためのポイントは、『面接1回以外にも誰でも歓迎的な文言が盛り込まれていないか』です。
面接1回に加え、下記のような文言がいくつも盛り込まれていると要注意と言えるでしょう。
気をつけるべき文言
- 学歴不問
- 経歴不問
- 年齢不問
- 転職回数不問
- スピード採用
- 最短〇日で就業可能
これらの文言が複数入っていた場合、仮に面接に合格したとしても入社は慎重に判断することをおすすめします。
入社してみたらブラック企業だったという事例は少なくありません。
2.内定までの期間を縮め、他社に流れるのを抑えたい
多くの企業が抱える採用課題の1つとして『選考途中・内定後に他社に流れてしまう』という課題があります。
これにも様々な要因はあるのですが、よくある理由が「先に他社で内定いただいたのでそちらに入社します」です。
この問題を解決するために、選考回数を減らして選考期間を縮めることで辞退率を下げる=面接を1回にしている企業もあります。
このような企業の場合は、面接が1回だったとしても警戒する必要はありません。
問題はどのように見極めるかですが、下記のような方法で見極めることができます。
1.「御社のことをもっと知りたい」という理由でもう1度面接(面談)を行ってもらう
辞退率を下げるために面接を1回にしている企業であれば、入社意欲が高いと感じられれば選考を急ぐ必要がありません。
むしろ「そんなにうちへの入社を前向きに考えてくれているのか!」と喜ばれることでしょう。
反対に、面接1回の理由が『誰でもいいから大量に採用したい』だった場合、「早急にさっさと入社してほしい」という背景から快く再面談を受け入れてもらえないケースもあります。
そのため面接時に再面接の話を持ち掛けたときの反応は、判断基準の1つにすると良いでしょう。
2.今年度や前年の中途入社人数を聞く
「私と同じように中途入社した人がどれだけ活躍しているのか知りたいので...」などの名目で聞いてみましょう。
この人数が従業員数に対して「多いな」と感じたら危険です。
3.採用活動にかける工数を削減したい(手が回っていない)
実は中小企業やベンチャー企業では人事専門の従業員を雇わず、事務職や管理職が人事を兼務している場合も多いんです。
そのような場合、採用業務以外にこなさないといけない業務も多く、1人に対して何度も時間を割くことが難しいというケースも...
このような背景から仕方なく面接を1回にしている場合もあります。
このケースを見極めるには以下のポイントをチェックしましょう。
見極めポイント
- 従業員数
- 総合職を募集しているか(している場合、兼務の可能性が高まる)
- 採用担当者の名前が別部署のインタビューなどに載っていないか
このような理由で面接1回としている場合、避けるべき企業には当たりません。
ですが注意すべきポイントはあります。
それは『業務量や業務領域が明確かを予め確認しておく』ということです。
人事を置かず、兼務で採用業務を行っているという背景から面接が1回になっている場合、それは業務過多の可能性があります。
業務過多が常態化していた場合、入社後に求人内容外の業務が振られたり、やりたい仕事と異なる仕事が与えられる可能性もあります。
予めそのような心配がないかは面接中にさりげなく確認しておくと良いでしょう。
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即内定は辞退可能?
ここまで即内定の企業の見極め方について説明してきました。
しかし、どんなに調べてもやっぱり入社を辞退したいということも出てくると思います。
結論、内定も辞退することは可能です。
ここでは内定を辞退できる期間や方法について説明をしていきます。
1.内定を辞退できる期間
内定を辞退できる期間は「入社日から2週間前まで」と民法で定められています。
内容は下記の通りです。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。
この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
厚生労働省
このように定められた期間であれば内定辞退も可能なので覚えておきましょう。
2.内定を辞退する方法
内定を辞退する場合はメールか電話で企業の担当者に伝えることをおすすめします。
伝えづらいからといって、連絡をせず辞退することはやめましょう。
メールだけでも十分ですが、メールを送ったあと電話で伝えるとより丁寧です。
また、辞退する理由はしっかりと伝えておきましょう。
罪悪感のある人は謝罪も併せて行うと良いですが、悪いことをしているわけではないので、重く受け取らなくても大丈夫です。
即内定を出す会社に入社する際のポイント
即内定を出す会社に入社する際は、事前にどんな会社なのかを調べておいた方が良いでしょう。
下記をポイントに会社についてリサーチしましょう。
リサーチするべきポイント
- 企業の評判をリサーチする
- 働いている社員に実際に聞いてみる
1.企業の評判をリサーチする
企業の評判を事前にリサーチするようにしましょう。
今の時代はネット上などで口コミなどを集めることは可能です。
口コミをまとめたサイトなどもあるため事前にチェックしましょう。
ただ、口コミも全てを鵜呑みにすると危険なので、気になったりした場合は内定後でも大丈夫なので、採用担当者に直接聞くようにしましょう。
2.働いている社員に実際に聞いてみる
即内定をもらった会社で実際に勤めている人にインタビューができるのであれば行いましょう。
面接担当は入社してもらいたいがために、会社の良くない部分を伏せがちです。
会社説明会や社員と直接話す機会があれば積極的に質問していくことをおすすめします。
このように入社前にしっかりと会社について知ることが大切です。
即内定をもらったからといってすぐに合意せず、冷静になって考えることも必要です。
まとめ
以上、『転職で即日内定や、面接回数1回の即内定はヤバい?その会社は本当に大丈夫?』でした。
正社員の中途採用となると、平均的には2~3回程度の面接を行っている企業が多いでしょう。
だからこそ面接1回の企業が良くも悪くも目立つのですが...
ですがこの記事でも話した通り、面接1回の企業=全て怪しい会社というわけではありません。
大切なのは『なぜ面接1回なのか』その理由を求人票やHPから読みとることができるかということです。
この判断さえ間違えなければ、面接回数やその他の情報に惑わされることなく転職活動を有利に進められることでしょう。
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これから転職活動を始める方におすすめの記事をいくつか載せておくので、よかったら覗いてみて下さいね。
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