「次は適性検査を受けていただきます。」
就活や転職活動でよく耳にする言葉ですよね。
特に最近選考フローの中に導入する企業も増えており、面接対策の一環として『適性検査対策』も考えなければいけないなんてことも...
実際以下のように「適性検査がボロボロで落ちたかも...」「適性検査でいつも苦戦する...」など苦手意識を持っている人も多いようです。
引用:Yahoo!知恵袋
引用:Yahoo!知恵袋
ですが反対に「適性検査ボロボロだったけどなんか受かったわ」という人も。
引用:Yahoo!知恵袋
今回の記事では、この『ボロボロだけど受かる人』の特徴と、『そもそも適性検査では何がみられているのか』について話していきたいと思います。
僕自身100人以上の転職サポートを行ってきましたが、「どうしましょう~適性検査全然ダメでした...」と言っていた方が「内定もらえました!」とスルリと選考を通過することが何度もありました。
そのような場合のほとんどが、本人は「ハテナ?」といった感じでもサポートした僕からすると「企業にココが評価されたんだな」という共通点があります。
その共通点についても解説していきますので、よかったら最後まで読んでいって下さいね。
この記事の内容
- 適性検査とは
- 適性検査で企業がみているもの
- 適性検査がボロボロなのに受かる人の特徴
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適性検査とは?
適性検査とは、面接では見えづらい能力や自社との親和性を測るために用いられる検査です。
検査の項目は企業ごとに異なり、『うちが求めている人物像か』を判断するために様々な質問や問題が設定されています。
内容も心理テスト的のような質問から一般教養レベルの学力テストなど、幅広いのも特徴ですね。
また、企業によって適性検査の重要性も異なります。
例えば面接後に適性検査を行う場合、企業によって下記の2パターンの選考方法に分かれるでしょう。
例①の選考方法だと、適性検査次第でそもそも合格の可能性はなくなります。
また、①の方法をとっている企業の多くは、日ごろから沢山の応募者を面接している中規模以上の企業であることが多いでしょう。
これには多数の応募者に対応をするという背景から、明確なフィルターを設けることで工数の削減と選考基準のブレを減らすという狙いがあります。
適性検査で企業がみているもの
では具体的に、企業は適性検査で何をみているのでしょうか?
企業によってそれぞれ異なりますが、代表的なポイントは下記の通りです。
適性検査でみられているポイント
- 協調性
- 積極性
- 継続性
- 素直さ
- 忍耐力(タフさ)
- 上昇志向
- 基礎学力
- ストレス耐性
- ポジティブさ
- 思考の柔軟さ など
これらのポイントはどれも求められるものではありますが、企業によってどこに重きを置いているかは様々です。
自分を偽って選考を通過しても、入社後ずっと自分を偽り続けるのも負担でしょうし、負担が大きく早期退職となれば企業側にもダメージでしょう。
だからこそ適性検査は、素直な気持ちで受けた上で「自分のパーソナリティが企業の求める人物像と合えば入社したい」というような「こちら側も企業を選んでいる」くらいの気持ちでいるほうが後悔しない転職に繋がると思います。
適性検査がボロボロでも受かる人の特徴
最初にも話した通り、適性検査がボロボロだったのになぜか内定が貰えたという人もいます。(実際僕も目の当たりにしたことがあります)
そして、その人たちの間にはいくつかの共通点がありました。
1.何か1つ秀でた特徴を持っている
2.面接のみで充分なパフォーマンスを発揮している
3.基礎学力に問題がない
4.必ず最後までやりきる
ここからはその共通点を4点話していきたいと思います。
1.何か1つ秀でた特徴を持っている
特技や経験などで何か1つでも特徴的なものを持っている人は、面接官の印象にも残りやすいものです。
また、その『何か』が企業として求める人物像に紐づくものであった場合、高く評価を受けるでしょう。
高評価を受けやすい特徴の例
- 定量的な実績
- マネジメント経験
- コミュニケーション能力
- 積極性、社交性を感じるエピソード など
このような『特徴や強み』が企業と上手くマッチすると、多少のマイナス点を覆して選考を通過するというケースがあります。
2.面接のみで充分なパフォーマンスを発揮している
1つ目の理由と通ずる部分もありますが、適性検査がボロボロなのに受かる人の特徴は『適性検査のマイナスを補って余りあるプラスの要素を持っていること』です。
そのプラスの要素というのは書類選考時点で判断できるものではなく、実際に面接で話してみて感じ取れるものであることがほとんどでしょう。
適性検査と面接を比較して、適性検査に重きを置いている企業はほとんどありません。
だからこそ、適性検査が少々振るわなくても、面接官からの評価が良ければ「適性検査は良くないけど、あの人は活躍できると思う」という判断で選考を通過するケースも少なくありません。
3.基礎学力に問題がない
適性検査には心理テストに近いもの、頭の柔らかさを判断するもの、学力テストなど様々な種類があります。
その中でも、心理テスト系や柔軟性を測るような部分が上手くいかなかったとしてもそこまで気にする必要はありません。
なぜなら『基本的な学力』という項目は明確な選考基準が設けやすい反面、上記のような項目は定量的に測るのが難しいため面接内容との兼ね合いで見られることが多いんです。
だからこそ、『基本的な学力』という明確な線引きがされやすい項目は確実にクリアすることが大切です。
SPIなどの代表的な問題は本屋などで問題集も豊富にあるので、予習しておくことをオススメします。
4.必ず最後までやりきる
一般的に適性検査には30分~60分程度の制限時間が設けられています。
検査が始まったときは「こんなに時間があれば余裕じゃん」と思ったものの、実際進めていくと「これ結構ギリギリかも...」といった経験をした人も多いんじゃないでしょうか?
適性検査も学校のテストと同じように『できるものから進めていく』『全体の時間配分を考える』を意識して進めていきましょう。
ボロボロになる前に!適性検査の3つの対策
適性検査がボロボロになる前に、できる対策はしておきましょう。
本章では3つの対策を紹介します。
適正検査3つの対策
- とりあえず適性検査を受けてみる
- 出題パターンを頭に入れておく
- 時間配分をしっかり行う
それぞれ紹介していきます。
1.とりあえず適性検査を受けてみる
まずは適性検査を受けてみることをおすすめします。
以下は、厚生労働省が提供している適性検査です。
テストはこちら
10分程度で完了するので、受けておくことをおすすめします。
2.出題パターンを頭に入れておく
企業ごとにある程度出題のパターンが決まっていることが多いです。
もし手に入るなら過去出題された適性検査を頭に入れておくと当日冷静に対応することができます。
調べられる範囲で、企業の出題傾向はリサーチしておきましょう。
3.時間配分をしっかり行う
適性検査後に「ボロボロだったなぁ…」と感じる方に多いのが「時間が足りなかった」という意見です。
ここまで紹介してきた対策と重複する部分もありますが、適性検査を素早く解くようにするだけで、ボロボロになるリスクを回避できます。
分からない問題はとばしてしまうのも1つの手です。
時間配分を重視するだけでも適性検査をうまく乗り切れるようになる可能性は高いのでぜひ参考にしてください。
まとめ
以上、『適性検査の意味やボロボロでも受かる人の特徴について』でした。
適性検査が上手くいかなかったときって凄く不安になりますよね。
僕も一度転職を経験しているのですが、その際も適性検査がありました。
自分では「面接は悪くなかったけど、適性検査は全然できなかったな...」というのが正直なところで、「落ちたかもな~」と思っていました。
ですが結果的には内定をいただき、その会社に入社したという過去があります。
後から当時の話を聞くと、「適性検査は確かに良くなかったけど、面接でのやりとりや雰囲気が良かった」と言われました。
あくまで『面接』や『採用』というのは人対人です。
適性検査に自信が持てなかったり苦手意識のある人は、勿論ある程度の対策をすることは大切ですが、それ以上にコミュニケーションや表情など、自分の魅力が伝わる別の手段を磨いてみるのもいいかもしれませんね。
このブログでは、この記事以外にも面接や転職活動に役立つ記事を書いています。
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