「中途採用を始めたいけど面接フローをどうすればいいか分からない...」
「中途採用の面接辞退者が多く、面接回数やフローを見直したい...」
今この記事を読んでいる方(企業)の多くは、上記のような課題を抱えているのではないでしょうか?
面接の内容を精査するのはもちろん大切ですが、実は回数も同じくらい重要なんです。
適切な回数を設けなければ、企業としての信用が欠けたり、採用過程での離脱率が増えて採用難に繋がることもあります。
今回の記事では、中途採用における重要事項である『面接の回数』について話したいと思います。
今回話す内容は以下の通りです。
この記事の内容
- 面接回数によって起こる悪影響
- 面接回数の平均・相場
- 最適な面接回数
- 面接回数ごとの求職者からの印象
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面接回数によって起こる悪影響
冒頭でも話した通り、面接回数は採用活動において面接内容と同じくらい重要な項目です。
面接回数次第で企業の印象や求職者の気持ちがコロッと変わってしまう可能性もあります。
また、面接回数は適切な面接回数を設定することで求職者に対してプラスの印象を与えられるわけではありません。
適切ではない回数を設定した場合、求職者に対してマイナスの印象を与えてしまうのです。
つまり加点になることはなく、減点の可能性のみがあるということになります。
では適切な面接回数を設定できていない場合、どのような悪影響があるのでしょうか?
代表例としては以下が考えられるでしょう。
面接回数による悪影響
- 面接辞退の増加
- 面接官の工数増加
- 企業ブランドの低下
1.面接辞退の増加
面接辞退の増加は、面接回数が多い場合に起こりがちです。
特に物事を直感的に決断する性格の求職者はこのようなケースになることが多い傾向にあります。
先に内定をもらえた企業の方が就業イメージが湧いて志望度が高まったり、金銭的な理由や精神的な面から離職期間を短くするために一番に内定をもらえた企業に入社したりといったケースは多々あります。
2.面接官の工数増加
面接官の工数増加は、面接回数が多い場合に起こりがちです。
1度の面接は平均30分~1時間ほど。
更に求職者のプロフィールを確認したり面接後に所感や合否を擦り合わせる時間も考えると、実は面接を1回増やすだけで必要な工数や時間は一気に膨れ上がります。
また、稀にこの問題は面接回数が少ない場合にも起こることがあります。
それは、面接回数を減らす代わりに粒度の細かい書類選考が求められたり、面接以前のヒアリング事項が増えるケースです。
面接回数が少ないということは最初から役職者が面接に参加する場合が多くなりますよね。
役職者の時間は貴重であり面接にかける時間を無駄にしてはいけません。
ただ、そういったプレッシャーや選考フローがかえって面接以外での工数や時間を生んでしまっているということもあります。
3.企業ブランドの低下
企業ブランドの低下は、面接回数が少ない場合に起こりがちです。
基本的に大手企業であればあるほど面接回数が多い傾向があるため、『面接1回~2回で入社できる企業=誰でも入れる企業』と偏った先入観を持たれてしまうことがあります。
一方でそういったブランディングを重要視しすぎて面接回数を増やした結果、採用活動が難航する企業もあります。
ブランディングを重視しすぎず、実利を考えたときに何回面接を行うべきなのかという視点で判断することが大切です。
面接回数の平均・相場
中途採用の面接は平均2~3回とされています。
業界や企業規模によって前後することはありますが、よほどの理由がない限り1~3回の中で設定すると良いでしょう。
ベンチャーやスタートアップ、企業規模の小さな会社や、学歴や職歴を重視せず人柄を重視する会社であれば面接は1~2回設けるのがおすすめです。
従業員数が100人を超え、代表の意志や指導を末端まで反映させるのが難しくなってきたら、入社時点での完成度や『風土に合うか』『スキルや人柄に問題がないか』など人材の見極めが重要になってくるため、面接は2~3回設けるのが良いでしょう。
面接回数ごとの求職者からの印象
前述しましたが、面接回数によって求職者からの印象は変わります。
ここからは面接回数ごとに求職者がどのような印象を抱くかについて話していきたいと思います。
面接回数1回
面接回数が1回の企業は求職者から以下のような印象を持たれる可能性があります。
面接1回の企業に対する印象
- 入社ハードルが低そう
- 離職率が高そう
- すぐに働けそう
面接回数を1回にするのはメリットとデメリットがそれぞれあり一長一短です。
メリットとしては「今すぐ働きたい」という就業意欲の高い求職者からの応募を見込みやすかったり、自分に自信のない求職者が「自分でも入社できるかも!」と積極的に応募に繋がるなど応募総数が伸びるという点が一番大きいと言えるでしょう。
また、面接フローが短いため他社内定に流れる前に自社に囲い込むことができるというメリットもあり、こちらは離脱率の低下に繋がります。
一方で考えられるデメリットとしては、前述しましたが企業ブランドの低下です。
『面接1回=入社しやすい=常時人が足りていない=離職率が高いのではないか?』という懸念に繋がったり、「誰でも入れそうな会社よりもブランド力の高い会社で働きたい」という理由で避けられる場合があります。
メリットとデメリットを踏まえたうえで、以下の特徴に当てはまる企業は面接回数を1回に設定しても良いかもしれません。
面接1回が適している企業の特徴
- 採用の緊急性が高い
- 面接の辞退やバックレが多い
- 学歴や経歴よりも人柄を重視している
面接回数2回
面接回数が2回の企業は求職者から以下のような印象を持たれる可能性があります。
面接2回の企業に対する印象
- 大手企業であれば面接回数が少ない
- 最も平均的な回数なので特に印象を抱かない
面接回数2回というのは最も一般的な回数です。
1回目の面接では人事(採用担当者)や入社後の上長にあたる社員が面接を行い、2回目の最終面接では役員や部長が面接を行う形が一般的です。
企業によっては、一次面接前にカジュアル面談を設けていたり、一次面接と最終面接の間で適性検査を設けている場合もありますね。
面接2回、もしくは面接2回+α(カジュアル面談や適性検査)は一般的な選考フローですが、大手企業の場合には面接回数が少ないと感じる求職者も一定数いるでしょう。
例えば株式会社リクルートでは面接2~3回+SPI、株式会社ビズリーチでは面接3回、急成長中の大手SaaS企業である株式会社ラクスでは面接2~3回となっています。
面接2回という設定には特にメリットもデメリットも存在しません。
面接1回のメリットデメリットと面接3回のメリットデメリットを比較したうえでどちらも適さないと感じた場合や、中途採用をこれから始めるという場合には面接回数は2回設けることをおすすめします。
面接回数3回
面接回数が3回の企業は求職者から以下のような印象を持たれる可能性があります。
面接3回の企業に対する印象
- 入社ハードルが高そう
- 内定や入社までに時間がかかりそう
- 自分に合っているかをきちんと判断できそう
- 大手企業以外であれば面接回数が多い
面接回数が3回以上となると、入社するのが難しそうだと感じる求職者が一気に増えます。
ただ、入社ハードルを高く見せることは悪いことではありません。
確かに今すぐ働きたい求職者や自分に自信のない求職者からの応募は減少する可能性はありますが、入社ハードルの高さを理解した上で応募してくる求職者は一定以上の実績と自信を備えていることがほとんどです。
つまり入社ハードルが高くても自分なら入社できると考えている求職者からの応募が集まるため応募時点で一定のフィルタリングが行えているため、質の高い求職者からの応募獲得に繋がります。
メリットとデメリットを踏まえたうえで、以下の特徴に当てはまる企業は面接回数を3回に設定しても良いかもしれません。
面接3回が適している企業の特徴
- 量より質を重視して採用したい
- 会社の風土や社風に合うかを重要視したい
- 従業員数が100人を超えトップの意志が末端まで伝わりにくい
- 企業としてのブランド力を高めたい
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まとめ
以上、【中途採用の面接は何回行えばいい?】面接の平均回数や回数ごとの求職者からの印象は?でした!
今回の記事が企業や採用担当の方、人事の方のヒントになれば嬉しいです◎
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