『タウンワーク』や『DOMO!(ドーモ)』などの一部の求人媒体では、WEB広告だけでなく駅やコンビニに置かれるフリーペーパーを発行しており、そこに求人情報を掲載する『紙面掲載枠』も販売していることがあります。
基本的にはWEB広告のみの掲載か、WEB広告+紙面掲載か2択で販売されていることが多いため、紙面掲載が本当に応募獲得に効果的なのか分からず判断に迷う方も多いのではないでしょうか?
そんなお悩みを持つ人事、採用担当者に向けて、この記事では『求人媒体の紙面掲載は応募獲得に効果的なのか』『どんなメリットがあるのか』について話していきたいと思います。
今回の記事で話す内容は以下の通りです。
良かったら最後まで読んでいって下さいね。
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紙面掲載の応募効果
紙面掲載をするかどうかで迷われている場合、その理由は『掲載費用に見合う応募(採用)が獲得できるのか』だと思います。
WEB広告の応募効果は、今までに媒体掲載をしていればある程度予測できるかもしれませんが、フリーペーパーでの求人効果ってなかなか予測しづらいですよね。
そこで、タウンワークやDOMOなどの紙面掲載を複数の企業で利用したことのある僕が、経験をもとに紙面掲載の応募効果について話していきたいと思います。
結論、最上位の掲載プランなどを使わなければ、紙面掲載からの応募はWEB応募の10~20%前後になることが多いでしょう。
つまりWEB応募が10件だとすると、紙面掲載の応募は1~2件で総応募数が11~12件ということになります。
ただし、募集する職種や雇用形態でも応募数の変動はあるので下記のポイントも加味すると更に精度の高いシミュレーションになるでしょう。
紙面掲載のメリット
「それくらいしか応募が増えないならあんまり意味ないかな...」
そう感じられた方は、これから話すメリットを踏まえた上でもう一度判断してみて下さい。
僕自身「紙面掲載がとにかくオススメ!」というわけではありませんが、企業の状況によっては紙面掲載をオススメする場合もあります。
これから話すメリットと相性が良いと感じる場合は、十分紙面掲載をする価値があるかも知れません。
1.求職者とのコンタクトが確実
紙面掲載の求人への応募方法は電話のみです。
そのため、企業側が電話に出ることができれば求職者とのコンタクトまでが確約されます。
WEB応募の場合、応募者へ電話やメールをしても連絡がつかないというケースが多々あります。
企業によっては応募が10件あってもコンタクト率が50%程度になることも...
その点、こちらが電話をとることができれば確実に求職者とコンタクトをとることができる紙面掲載は、母数は少ないものの書類選考や面接への遷移率はWEB応募以上の結果を見込むこともできるでしょう。
2.志望度の高い求職者が多い
WEB掲載においても同様のことが言えますが、基本的に電話で応募をする求職者というのは、志望度が高く意欲的であるケースが多いでしょう。
もしくは、「応募したいけどここだけ確認しておきたい」などの疑問点を持っている場合もあります。
どちらのケースでも企業に対する興味を強く持っている状態なのは変わりなく、その場で面接設定や不安解消、簡単なヒアリングも行うことができるため、意欲的な求職者をスピーディーに選考に進めることができるという点で大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
3.企業としてのブランド力・認知が高まる
求人広告から得られる効果というのは、求職者からの応募だけではありません。
「こんな企業があるんだ」「うちの近くにこんな会社あったんだ」など企業としてのリーチが高まったり、フリーペーパーの広告に出稿しているということが社会的信用に繋がったりすることもあります。
特にフリーペーパーというのは地元の多くの人の目に触れるものなので、WEB広告よりも地場での影響力は大きいでしょう。
「地域に根差して事業を展開していきたい」「地場での信頼を構築していきたい」などのビジョンもあるのであれば、求人効果も勿論ですが、そういった付加価値も含めて紙面掲載に価値を感じられるのではないでしょうか。
紙面掲載する際に気を付けるべきポイント
ここまでの内容を読んで、「紙面掲載してみようかな...」と考えている方は、ここから話す『紙面掲載する上での注意点』も必ず押さえておきましょう。
応募効果を最大化するだけでなく、紙面掲載が裏目に出てしまうケースを未然に防ぐことにもつながる内容なので参考にしてみて下さいね。
1.予め掲載されるフリーペーパーを確認しておく
必ず掲載の判断をする前に発行されているフリーペーパーを確認しておきましょう。
主に確認するべきポイントは以下の通りです。
事前にフリーペーパーを確認する意図は、『市場調査』です。
どんな業種、内容の求人がどれくらい掲載されているのか、どのサイズの広告枠で出稿すればどれくらい目立つのか、実際にフリーペーパーがどんな層の人に手に取られているのかを把握するだけで、掲載する求人票の方向性やテイストを固めることができるでしょう。
例えば、掲載している企業が同業が多いのであれば、仕事内容を大々的に訴求しても差別化は難しいでしょう。
会社としての風土や、他社が訴求していないポイントで訴求したり、他社が似たテイストの画像を使用していたらあえて異なるテイストの画像を使って求職者が目を惹くよう仕向けるのも効果的ですね。
また、もしフリーペーパー自体がアルバイト系の求人に強いもので、そこで正社員求人を掲載するのであれば、手に取る人もアルバイト思考が強いと想定し、訴求点を『ワークライフバランス』や『残業少なめ』など、気軽に働ける点を訴求ポイントにするなどの工夫ができるはずです。
このように、予めフリーペーパーを実際に確認しておくことで、効果的な掲載方法を練ることができます。
勿論、求人代理店もフリーペーパーでの効果を高めるライティングなどを提案してくれるでしょうが、大切なのは実際に自分の目で見て判断することですね。
2.安易に最小サイズの広告枠は利用しない
「よく分からないから一旦一番安いサイズで...」
これは最も避けるべき掲載方法です。
前述した通り、掲載されるフリーペーパーを確認してみて下さい。
最小サイズの広告の枠の求人で応募がとれると感じますか?
いち求職者目線に立った時を想定しても、あまり応募するイメージが沸かないのではないでしょうか。
熱心な読者であれば細部まで読み込んでくれて応募に繋がるかもしれませんが、購入したわけではないフリーペーパーという無料の雑誌だからこそ流し読みで目立つところだけ読まれることが多いんです。
また、条件的に少し気になったとしても、紙面の端の方に小さく載せられら画像もない求人では『応募に至るほどの信頼感を勝ち取れない』という機会損失が起こる可能性もあります。
このようなリスクヘッジも含めて、掲載するのであれば広告として標準サイズ以上の枠で掲載することをオススメします。
3.漢字・ひらがな・カタカナのバランスを考える
これはWEB広告でも言えることですが、小さなスペースの中で情報を完結させなければいけない紙面掲載では特に『読みやすさ』を重視しなければいけません。
内容を詰め込むために漢字でぎゅうぎゅうの文章になっていませんか?
1文中、1求人票中で漢字が占める割合は50%程度を心がけると良いでしょう。
WEB広告であればもう少し割合を高めてもいいかもしれませんが、紙面掲載ではこれくらいに抑えておかないと、求職者は途中で離脱してしまいます。
作成した文章、求人票は必ず入稿前に文字のバランスの確認をするようにしましょう。
その際に改行位置なども一緒に確認できると更に良いですね。
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まとめ
以上、フリーペーパー求人で応募効果はある?【紙面掲載のメリットとは】でした。
WEB媒体が一般的になった求人市場ですが、紙面掲載のメリット、需要も一定数あるのが現実です。
WEB媒体の楽さ、使いやすさに慣れていると、紙面掲載のメリットが薄く感じたり工数を負担に感じることがあるかもしれませんが、適切な使い方を理解できれば相乗効果で採用活動を更に好転させることもできます。
どの企業も地場での採用を活性化させ、地域からの信頼を築くことは大きなメリットのはずです。
今回の記事で紙面掲載のメリットを理解し、採用手段の1つとして選択肢を増やしたうえで最適な採用手段を検討し、採用課題解決の手助けになれば嬉しいですね。
また、このサイトでは、この記事以外にも採用課題解決のサポートになる記事を投稿しているので、よかったら覗いてみて下さいね。
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