最初は憧れて入った業界でも、働くにつれて気持ちが変わっていくことはありますよね。
特に美容師業界はそのような人が多いんじゃないでしょうか。
今回は、転職を考えている美容師、アシスタントの人に向けて、おすすめのセカンドキャリアを紹介したいと思います。
僕も、もともとはアパレル業界の華やかさに憧れて入社し、7年弱勤めた後、金銭面や気持ちの変化から転職した過去があります。
なので、今回の内容が「美容師からの転職を考えているけどなかなか踏み出せない...」そんな人の参考になれば嬉しいです。
この記事の内容
- 美容師の退職・転職の理由は?
- 美容師からの転職で役に立つスキル
- 美容師から転職するメリット
- 美容師の転職は難しい?
- 美容師におすすめの転職先とは?
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美容師の退職・転職の理由
美容師は、3年以内の離職率が約70%とも言われており、一般的な企業の3年以内の離職率平均が約30%なので、比較すると早期離職の多い業界ということになりますね。
やはり理想と現実のギャップが大きい業界なのかもしれません。
特に美容師の転職理由として多いのは、以下の5つです。
美容師の転職理由例
- 収入の低さ、金銭的な理由
- 身体的な負担(立ちっぱなし、手荒れなど)
- 接客業に魅力を感じなくなってきた
- 土日祝日に休めない
- 職場の人間関係
現在美容師やアシスタントとして働いている人は、当てはまるものもあったんじゃないでしょうか?
理由によっては同業他社へ転職するケースもありますが、多くは経験したことのない異業種へキャリアチェンジしていきます。
しかし、学生時代から美容師業界一筋で頑張ってきた人は、急に『それ以外のやりたいこと』と言われても想像しにくい人も多いでしょう。
それに「自分に美容師以外の他の仕事ができるのかな?」と心配な人もいるかもしれませんね。
そんな人に向けて、ここから美容師の転職について解説していきます。
美容師からの転職は難しい?
美容師の転職は、基本的に未経験の職種にチャレンジすることになります。
また、一般的に転職に有利とされる『営業経験』や『マネジメント経験』『数字管理経験』なども未経験、もしくは経験する前に美容師から転職するケースが多く、転職に活かせるスキルが身に付きづらいことが美容師の転職が難しいと言われる主な理由になっています。
とはいえ、美容師の経験の中でも転職に活かせるスキルがいくつもあります。
次の章で、美容師から転職する際に活かせる3つのスキルを紹介します。
美容師からの転職で役に立つ3つのスキル
美容師から転職する際に役に立つ3つのスキルは以下の通りです。
順番に解説していきます。
役に立つスキル
- コミュニケーション能力
- 顧客折衝能力
- 接客における柔軟性
1.コミュニケーション能力
美容師はその場でお客様と会話をしながら髪型のニーズや希望を聞き出し、形にすることが仕事です。
お客様が安心して気軽に相談できるような、信頼関係を築く能力は転職する際に強くアピールできます。
2.接客、顧客折衝スキル
美容師のお仕事は髪の毛のカットやシャンプー、カラーリングやパーマと1人のお客様への対応は長時間に及びます。
その中で細やかな気配りができる接客マナーは、多くの職種で活かせるスキルです。
その上にリピーターがたくさんいるとなるとその接客が客観的に評価された実績になりアピールポイントになるでしょう。
アシスタントであっても、他のスタイリストのお客様のシャンプーやドライヤーを担当したりと美容室の中で養われた接客のスキルは転職の際にアピールできる大きなポイントです。
3.接客における柔軟性
美容室は老若男女問わず幅広い世代の人が利用します。
どんなお客様ともスムーズにコミュニケーションをとれる姿は、特に営業職や接客業において良い印象を与えます。
また色々な人と話すことで幅広い知識がつくため、転職先でも重宝されるでしょう。
仮にWEB系の企業へ転職をするとしても、無理にWEB系の強みを探さず、これまで培ってきた対人関係の強みを活かしていく方があなたの魅力は伝わりやすいでしょう。
きちんと自分の強みを理解して、適切な準備ができれば美容師の転職は難しいものではありません。
美容師から転職する3つのメリット
ここでは美容師から転職するメリットを3つ紹介します。
順番に詳しく解説してきますね。
美容師から転職するメリット
- 給料のアップが見込める
- 家族や友人と時間を合わせることができる
- 身体的な負担から解放される
1.給料のアップが見込める
国税庁や厚生労働省が行った各職業の年収調査によると美容師の年収は約320万円前後となっており、これは他のサービス業に比べて約50万円程度低くなっています。
もちろんトップスタイリストになればこれには当てはまらないでしょうが、そこにステップアップするまでの下積みやアシスタント時代のことを考えると年収はそこまで高くなく、美容師から転職をすることで給料のアップが見込めるでしょう。
2.家族や友人と時間を合わせることができる
美容室に来るお客様は基本的に土日休みの人が多くなるため、美容師は土日を休むことが難しい職業です。
そのため、家族や友人に時間を合わせることが難しくなり、関係性が保てなくなることが多々あります。
また大きなイベントも土日に開催されることが多いため、自分が行きたくても行けないことが多くなるでしょう。
美容師から土日休みの職業に転職することでプライベートを充実できる可能性が高まります。
3.身体的な負担から解放される
美容師は基本的に立ち仕事になります。
シャンプーやカット、カラーリングにパーマなどの実作業やそれに付随する準備や清掃などを繰り返すため、稼働中は常に動き回ることになります。
また、アシスタント時代はシャンプーやドライヤーなど施術が多くなり深刻な手荒れを引き起こすこともあります。
美容師から転職をすることでこれらの悩みから解放されることもメリットになります。
美容師におすすめの転職先
ここからは、美容師のセカンドキャリアとしておすすめの職種を4つ紹介したいと思います。
どれも美容師の強みを活かして働けたり、美容師では叶えられない希望を叶えられる職種に絞って紹介していくので、美容師から転職をお考えの人は良かったら参考にしてみてくださいね。
1.アパレル・販売業界
美容師として磨かれたコミュニケーション力や、ファッション、美容の知識を最大限活かせる転職先が『アパレル、販売業界』です。
美容師業界で働く人はファッションやコスメ、美容が好きでこの業界に入っているが多いと思います。
そのため、ネイルNG、髪色は暗く、服装も規則通りといった、自分らしく働けない環境は苦手な人も多いんじゃないでしょうか?
その点、アパレル業界は自由度が高く、自分らしく働けることが多い業界です。
美容師として培った強みを活かしながら、自分らしさも尊重して働けるという点で『アパレル・販売業界』は美容師のセカンドキャリアとしておすすめです。
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2.営業職
美容師として磨かれたコミュニケーション力や、顧客対応経験を活かして高収入が狙える職業が『営業職』です。
営業職は、応募条件で経歴・学歴不問の企業も多く、未経験からの採用も積極的に行っている業界です。
働き方も土日祝休み、勤務時間も固定されていることがほとんどなので、美容師と比べると安定した生活サイクルなのも魅力ですね◎
営業職は扱う商材や営業タイプも豊富なので、自分に合った会社を探しやすいのもポイントです。
営業職についてはこちらでの記事でまとめているので、自分に合った営業タイプを探してみたい人はよかったら読んでみてくださいね。
【関連記事】
「飛び込み?テレアポ?」営業職に向いている人の特徴とは【年収1000万円以上も稼げる?】
また、営業職は圧倒的に求人数が多い職種です。
自分に合った企業を見つけるのに自信がない人は営業に特化した転職サポートを受けるのもおすすめです◎
3.ITエンジニア
意外に感じるかもしれませんが、もし転職理由が「接客業に疲れた」「スキルを身に着けたい」などであれば、ITエンジニアもおすすめな職種です。
最近では、完全未経験からITエンジニアを目指せる環境が増えていますし、ITエンジニアもアパレル同様、服装や身なりの縛りが少ない職種です。
なので、比較的自分の理想に近い環境で働けるようになるのではないでしょうか。
美容師からITエンジニアになるメリットはもう1つあります。
それは、美容師レベルのコミュニケーション力を持ったITエンジニアは少ないということです。
ITエンジニアと聞くと、寡黙な技術者のようなイメージを受けるかもしれませんが、実際それに近い属性の人が多いのも事実です。
ですが、ITエンジニアという仕事は黙々とPCと向き合うだけではなく、お客様や社内とのコミュニケーションもあります。
そんなときに美容師で培ったコミュニケーション能力を活かせれば、技術力で多少劣っていても重宝され評価されやすい傾向があります。
エンジニアとしての技術は段々とついてきますが、コミュニケーション能力を磨くのは簡単ではありません。
せっかく持っているコミュニケーション力を最大限活かせる環境としてITエンジニアに挑戦するのも1つの選択肢だと思います。
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4.美容師業界
もしあなたの転職理由が職場の人間関係なら仕事は変えずに環境だけ変えることをおすすめします。
美容師不足で困っている美容室は多く、あなたのスキルを給与などで最大限反映してくれる美容室もきっとあります。
最近では美容師に特化した求人サイトもあるので一度覗いてみてはいかがでしょうか?
また「職場の人間関係を気にせず働きたい!」という人には訪問美容師という働き方もおすすめです。
訪問美容師のメリットとしては、店舗がなくても開業できることや、自由度の高い働き方ができること、ブランクがあっても始めやすいことなどが上げられます。
そのため、現役の美容師以外にも、出産や育児で現場を離れていた人などで始められる人も増えているようです。
もし訪問美容師に興味を持った人は、こちらの訪問美容師専門スクールを覗いてみてはいかがでしょうか?
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まとめ
以上、美容師におすすめのセカンドキャリアとは?でした。
美容師やアシスタントで転職を考える人は20代~30代前半の人が多いんじゃないでしょうか。
企業が未経験者の採用を行うとき、30歳までを1つの指標にすることが多々あります。
異業種への転職は早ければ早い方がいいというのが僕の持論です。
※例外もありますが...
もし『美容師の転職は難しい』というイメージから、転職活動に前向きになれない人がいたら、この記事が少しでも役に立ったり後押しになれば嬉しいです。
このサイトでは、この記事以外にも転職活動の成功をサポートする記事を掲載しています。
この記事を読んでくださった人におすすめの記事をいくつか載せておくので、よかったら覗いてみて下さいね◎
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